76.西武鉄道西武新宿駅




西武鉄道西武新宿駅は頭端式2面3線の高架ホームを有する新宿線の起点駅である。
1番線は単式、2番線と3番線は島式になっており、1番線は各駅停車、2番線は特急「小江戸」専用、3番線は急行、準急が主に使用する。
駅ビルの1階から8階は「西武新宿PePe」という複合商業施設、その上の階は「新宿プリンスホテル」となっている。
西武新宿線は1892年8月5日に設立された川越鉄道によって現在の国分寺線国分寺から本川越までが開業、
1902年5月9日に川越馬車鉄道として設立され川越電灯と合併して出来た川越電気鉄道が川越町から大宮町までを開業、
川越鉄道、川越電気鉄道は武蔵水電と合併、さらに1921年10月には淀橋町角筈から荻窪村までを開業させた西武軌道も合併する。
武蔵水電は帝国電灯に吸収合併され、鉄軌道部門は分離され武蔵鉄道として独立、西武鉄道に改称された。
戦時下の陸上交通事業調整法によって現在の西武池袋線を敷設した武蔵野鉄道と西武鉄道と食糧増産が合併することになったが、
手続きに手間取り合併が成立したのは戦争終結後の1945年9月22日となってしまった。
新社名は西武農業鉄道となったが、1946年11月15日に現在の社名である西武鉄道となった。
川越鉄道によって高田馬場まで敷設された路線は都心への乗り入れを目論見、戦後になって現在のJR新宿駅までの延伸を画策、
1952年3月25日は西武新宿駅が開業したが、ここはあくまでも新宿周辺の区画整理を待つための仮駅という扱いだった。
その後国鉄(現・JR東日本)新宿駅東口に新宿ステーションビルが完成、ここの2階に乗り入れを予定していたのだが、
単式1面1線の6両編成対応のホームの建設スペースしか準備されておらず、輸送量の増加に対応できないために国鉄新宿駅への乗り入れは中止された。
そのため現在でもJR新宿駅東口から北に約400mの場所に位置し、
JRから西武新宿線に乗り換える時は高田馬場で乗り換える方が便利である。


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撮影時刻 2003/06/29 08:17:47

西武新宿駅北口。


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撮影時刻 2008/08/02 09:23:55




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