83.JR総武本線平井駅
JR平井駅は島式1面2線の高架ホームを有する総武本線の駅である。
1番線は総武緩行線上り、西行、御茶ノ水方面が使用、
2番線は総武緩行線下り、東行、千葉方面が使用する。
総武快速線は錦糸町から地下に入るため、緩行線のみが線路を有する。
総武本線は総武鉄道によって敷設された路線で、
総武鉄道は本所から佐倉を経由して佐原を結ぶ武総鉄道と、
本所から佐倉を経由して銚子を結ぶ総州鉄道が競合したが、
利根運河との競合などを理由に両社とも却下され、
両社が統合して総武鉄道となり再申請して許可された。
1894年7月20日に市川から佐倉までの区間が開業、
同年12月9日に市川から本所(現・錦糸町)まで延伸した。
1897年5月1日に佐倉から成東まで延伸、
同年6月1日に銚子まで延伸された。
1904年4月5日に本所から両国橋(現・両国)が開業した。
1週間前の同年3月29日には亀戸駅が開業し、
東武鉄道亀戸線が亀戸から乗り入れていた。
総武鉄道は1907年9月1日に鉄道国有法により国有化された。
1909年10月12日の線路名称制定により総武本線となった。
東武鉄道の乗り入れは1910年3月27日に廃止されている。
1932年7月1日に両国から御茶ノ水までが延伸、全通した。
2018年3月20日にリニューアルされた。
平井は荒川と旧中川に囲まれた地帯であり、
この付近は海面より標高が低い“ゼロメートル地帯”である。
北口の方が蔵前橋通りを中心に開けている。
駅舎は高架下を利用して造られており、北口と南口は改札外で繋がっている。
葛西地区は八代将軍吉宗によって鷹場に指定され鷹狩りが行われた場所であり、
燈明寺の別堂・平井聖天堂は将軍が鷹狩りの時の御膳所になった。
鷹狩りは将軍の娯楽という側面のほかにも、
領民の生活視察や家臣の軍事訓練という側面もあった。
画像 dd25022
撮影日時 2019/08/31 10:57:28
リニューアル後のJR平井駅北口。 画像 dd25021 撮影日時 2019/08/31 10:55:45 |
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リニューアル前のJR平井駅南口。 高架上に緩行線の車両が見える。 画像 de5461 撮影時刻 2002/08/31 11:41:36 |
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リニューアル前のJR平井駅北口。 画像 de5458 撮影時刻 2002/08/31 11:37:26 |
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