85.JR総武本線両国駅





JR両国駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の高架ホームを有する総武本線の駅である。
島式ホームが1番線、2番線に付番され、
1番線は総武緩行線上り、西行、御茶ノ水方面が使用、
2番線は総武緩行線下り、東行、千葉方面が使用する。
総武快速線は隣の錦糸町から地下に入るため、緩行線のみが線路を有する。
3番線の単式ホームは千葉方面のみに線路が設置されていて、
千葉方面の臨時列車などに使用、ホームの高さが少し低い。
これはかつて両国駅が総武線の前身の総武鉄道の起点駅であった名残で、
単式ホーム3番線は島式2面4線の櫛形ホームが存在していた。
櫛形ホームの跡地には両国国技館や江戸東京博物館が建設された。
通常は1番線、2番線のみを使用、3番線は出入り出来ない。
最近ではイベントスペースとしても利用、
また団体列車のために直通の出入口も設置された。
総武本線は総武鉄道によって敷設された路線で、
総武鉄道は本所から佐倉を経由して佐原を結ぶ武総鉄道と、
本所から佐倉を経由して銚子を結ぶ総州鉄道が競合したが、
利根運河との競合などを理由に両社とも却下され、
両社が統合して総武鉄道となり再申請して許可された。
1894年7月20日に市川から佐倉までの区間が開業、
同年12月9日に市川から本所(現・錦糸町)まで延伸した。
1897年5月1日に佐倉から成東まで延伸、
同年6月1日に銚子まで延伸された。
1904年4月5日に本所から両国橋(現・両国)が開業した。
1週間前の同年3月29日には亀戸駅が開業し、
東武鉄道亀戸線が亀戸から乗り入れていた。
総武鉄道は1907年9月1日に鉄道国有法により国有化された。
1909年10月12日の線路名称制定により総武本線となった。
東武鉄道の乗り入れは1910年3月27日に廃止されている。
1932年7月1日に両国から御茶ノ水までが延伸、全通した。
駅名は隅田川に掛かる両国橋からとられたもので、
1985年に蔵前から両国に国技館が移転したため、
相撲の街としての側面もあり、相撲の時期はもっとも賑わう。
また江戸東京博物館も両国駅に隣接し、国技館の脇を抜けて入場する。
1996年8月2日に旧駅舎を「両国地麦酒」としてビアホールに改装された。
2016年11月25日に旧駅舎を再改装し、
複合飲食施設「-両国-江戸NOREN」が開業オープンした。
画像は「両国地麦酒」時代の駅舎である。


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撮影時刻 2002/01/12 14:48:05

複合飲食施設「-両国-江戸NOREN」となった両国駅。


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撮影日時 2019/08/31 10:33:40
両国駅西口。
国技館通りと隣接する。
両国駅を出た総武緩行線は、
隅田川を渡って浅草橋に向かう。


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撮影時刻 2002/01/12 14:47:21
両国駅東口。
中央口が国技館、江戸東京博物館など、
有名施設が建ち並ぶが、
東口はちゃんこ店など飲屋街が並ぶ。
両国のもうひとつの顔と云える。


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撮影時刻 2002/01/12 14:41:40
両国駅中央口の改札内にある力士肖像画。
さすがは相撲の街だけはある。
駅名表示も江戸勘亭流の文字になっていたり、
演出も十分である。
画像は「関脇三重ノ海五郎関」で、
他に「関脇長谷川勝敏関」もある。


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撮影時刻 2002/01/12 15:00:18




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