1017.南海電鉄みさき公園駅



南海電鉄みさき公園駅は島式2面4線と3番線を切り欠いた1線の計2面5線の、
地上ホームを有する南海本線の駅であり、またみさき公園から分岐する多奈川線の起点駅でもある。
ホームは盛り土上に設置され、1番線は南海本線下り待避線と南海本線上りの折り返し列車が使用、
2番線は下り本線、3番線は上り本線が使用、3番線を切り欠いた4番線と5番線を多奈川線が使用する。
4番線はほとんど使用されず、また1番線、2番線からも多奈川線と線路は繋がっていて発着は可能になっている。
駅舎とホームとは地下通路で結ばれている。
駅前には駅名にあるみさき公園が広がっていて、
みさきこうえんは遊園地、動物園、水族館や屋外大型プールなども併設する複合型レジャー施設である。
かつてはみさき公園は南海電鉄の直営だったが、現在は子会社に委託されている。
1938年7月23日に“南淡輪”の駅名で開業した。
「淡輪」は「たんのわ」とあり、すでに1906年に開業していた淡輪の南に開業したために南淡輪と名付けられた。
戦時中の1944年5月31日に多奈川線が開業、これに合わせて駅が移動した。
多奈川線は潜水艦や海防艦を建造していた川崎重工業泉州工場への通勤の足として開業したものである。
この開業に伴って南淡輪と孝子の間にあった“深日(ふけ)”という駅が廃止となった。
多奈川線が開業した翌日の1944年6月1日に関西急行鉄道と南海鉄道が合併し、近畿日本鉄道となる。
戦後の1947年6月1日に高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名変更し上で路線を譲渡、
南海電気鉄道の所属となる。
1957年4月1日にみさき公園駅に改称された。


画像 dd09898
撮影時刻 2008/04/12 09:51:40

みさき公園駅東口。


画像 dd09897
撮影時刻 2008/04/12 09:46:57
駅前に広がるみさき公園。


画像 dd09899
撮影時刻 2008/04/12 09:52:43




REI RINGONO Station
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2015