1022.南海電鉄堺駅


 


南海電鉄堺駅は島式2面4線の高架ホームを有する南海本線の駅である。
駅ビルの2階部分に改札口があり、3階部分にホームがある。
1番線は下り待避線、2番線は下り主本線、3番線は上り待避線、4番線は上り主本線となっている。
特急や急行の待ち合わせで普通列車が緩急接続するためのものである。
現在の南海本線の難波から堺までを開業させたのは、阪堺鉄道である。
大阪の主要都市であった難波と堺を結ぶ路線として民間鉄道として出願された。
1882年5月に大阪堺鉄道として出願するも却下、
1884年2月に再度出願し、社名を阪堺鉄道として同年11月22日に会社が設立された。
1885年12月29日に難波から大和川北岸までが部分開業、
大和川橋梁の敷設に時間がかかったものの、1888年5月15日に堺まで開業した。
開業当時は“吾妻橋”の駅名だった。
阪堺鉄道の首脳陣はさらに堺から和歌山に至る鉄道を目論み、
紀泉鉄道として出願、競合する紀阪鉄道と合併し南陽鉄道となり、
さらに南陽道に因んで南海鉄道に改称し1895年8月25日に会社設立した。
1897年には堺から佐野(現・泉佐野)までが部分開業し、
堺は南海鉄道と阪堺鉄道の共同使用駅となった。
南海鉄道は阪堺鉄道から路線を譲渡される形でと1898年10月1日に合併した。
戦時中の1944年6月1日に南海鉄道と関西急行鉄道が合併、近畿日本鉄道となる。
戦後の1947年6月1日に近畿日本鉄道は高野山電気鉄道に旧南海鉄道の路線を譲渡、
高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名変更して現在の形となる。


画像 dd10043
撮影時刻 2008/04/13 13:27:25



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