104.JR南武線尻手駅




JR尻手駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の高架ホームを有する南武線の駅である。
また、南武線の本線のほか、浜川崎への支線も分岐する。
単式ホームの1番線は南武線本線上り川崎方面、
島式ホームの2番線は下り立川方面が使用、
3番線は南武支線浜川崎方面が使用する。
南武線は多摩川の砂利を運搬することを目的に設立された、
南武鉄道によって敷設された路線で、
1927年3月9日に川崎から登戸までの区間が開業、
同年11月1日に大丸(現・南多摩)まで延伸、
1928年12月11日に屋敷分(現・分倍河原)まで延伸、
1929年12月11日に立川まで延伸して本線は全通した。
本線全通後の1930年3月25日に支線が浜川崎まで延伸、
この時は貨物線のみだったが、
同年4月10日に旅客営業が開始された。
南武鉄道は戦時中の1944年4月1日に、
国有化され、南武線となった。
尻手に駅が開業したのは川崎から上りとまでの区間が開通した、
1927年3月9日と同時に開業した。
開業当時は停留場扱いだったが、
本線全通した1929年頃に駅に昇格している。
尻手は川崎の隣駅で、県道140号新川通沿いに駅舎を構える。
川崎から比較的近い場所に位置するが、
駅前は住宅地区の商店街といった様相である。
駅所在地は神奈川県川崎市幸区南幸町三丁目で、
開業当時の地番も川崎市大字南河原だったが、
駅名は隣接する橘樹郡鶴見町大字市場字尻手から取られた。
「尻手」とは「ある地域の後方にある土地」を意味する。
南武支線は尻手から浜川崎までの4.1kmの区間で、
本線からの直通運転はなく、現在はE127系がワンマン運転で往復している。
首都圏では旧型電車や101系などが、
最後まで残っていた区間としても有名である。


画像 dd29534
撮影日時 2024/05/04 8:35:48



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