1046.西武鉄道所沢駅
西武鉄道所沢駅は単式1面1線の島式2面4線の計3面5線の地上ホームを有する新宿線及び池袋線の駅である。
西武鉄道の本線格である新宿線と池袋線が接続し、両線の乗換駅として機能、
1番線は新宿線下り、2番線は新宿線上り、3番線は池袋線上り、4番線と5番線は池袋線下りが使用する。
東口には西武ホールディングス本社、西武鉄道本社、西武バス本社などグループ会社の中枢機能が集中している。
また西武鉄道が貨物列車を運行していた時代には所沢と秋津の間にJR武蔵野線との間に渡り線が設置され、
貨物列車の受け渡しが行われて、西武鉄道の貨物営業が終了したあとも線路は残され、
新型車両の搬入や中古車両の受け渡しなどに利用されている。
新宿線は1892年8月5日に設立された川越鉄道によって現在の国分寺線となる国分寺−久米川(現・東村山)を開業させたのに始まり、
1895年3月21日には久米川(現・東村山)−本川越間を開業させた。
1902年5月9日に川越馬車鉄道として設立され、川越電灯と合併して出来た川越電気鉄道が、
1906年4月16日に川越町−大宮町間を開業させた。
1914年12月に川越電気鉄道は武蔵水電と合併する。
1920年6月1日に川越鉄道も武蔵水電と合併、
武蔵水電は1921年10月に淀橋町角筈−荻窪村間を開業させた西武軌道を合併する。
1922年6月1日に武蔵水電は帝国電灯に吸収合併されるが、
鉄軌道部門は切り離され、武蔵鉄道として独立した。
同年8月15日に社名を西武鉄道に変更した。
これは“西武軌道”から取ったものだが、西武軌道の路線は後に都電杉並線となる。
1925年に南大塚−安比奈間の安比奈線が開業し、1927年4月16日に東村山−高田馬場間を複線化し、
1927年8月30日に多摩鉄道を合併した。
多摩鉄道は現在の多摩川線である武蔵境−是政間を開業させた鉄道である。
池袋線は1912年5月7日に設立された武蔵野鉄道によって、
1915年4月15日に池袋から飯能までの区間を武蔵野鉄道武蔵野線の路線名で開業させたことに始まる。
1927年10月15日には練馬から分岐して豊島園に向かう豊島線、
1929年5月1日には西所沢から村山公園(現・西武球場)を結ぶ狭山線も開業している。
戦時中の1943年6月に箱根土地が経営権を獲得、堤康次郎が社長に就任した。
1944年6月に戦時下の食糧不足に対応するために耕地開拓を目的とした食糧増産を設立した。
戦時下の陸上交通事業調整法によって武蔵野鉄道と西武鉄道と食糧増産が合併することになった。
しかし実際は手続きに時間がかかり、合併が成立したのは戦争終結後の1945年9月22日となってしまった。
新社名は西武農業鉄道となったが、1946年11月15日に現在の社名である西武鉄道となった。
所沢駅は現在の新宿線となる川越鉄道が1895年3月21日には久米川(現・東村山)−本川越間を開業させたのと同時に開業した。
池袋線は武蔵野鉄道が武蔵野線の路線名で1915年4月15日に開業した時に接続、駅の供用が始まった。
画像は西口だが、2010年より開業100周年及び東京メトロ都心線を通じて東急東横線の乗り入れが開始するのにあたって、
西武鉄道を代表する駅舎とするべくリニューアルを開始、2013年6月に完成した。
画像 dd11026
撮影時刻 2008/08/02 10:14:25
西武所沢駅南口。 画像 dd11027 撮影時刻 2008/08/02 10:15:48 |
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