1053.西武鉄道西武球場前駅
西武鉄道西武球場前駅は頭端式3面6線の地上ホームを有する狭山線の駅である。
西武ドームの最寄り駅であり、試合当日やイベント開催時には利用客が増えることとなり、
そのため利用者が殺到した時にも捌けるように通常の改札や券売機のほかに臨時の改札や券売機も設けている。
通常は1番線から3番線を用い、4番線から6番線は臨時ホーム扱いで多客時だけ使用する。
また狭山線とは少し離れた場所に山口線「レオライナー」のホームもあり、
島式1面2線構造で7番線、8番線が付番されている。
山口線の車庫である山口車両基地も併設されている。
1929年5月11日に武蔵野鉄道によって、
西所沢から村山公園の山口線(現・西武狭山線)が開通した時に終着駅として開業した。
勿論この時は西武球場はなく、村山貯水池を中心とした狭山自然公園の観光客の輸送が中心であった。
現在の西武第二球場あたりに所在していたとされている。
1933年3月1日に村山貯水池際と改称した。
都心から手頃の観光地として人気のあった狭山自然公園の観光客輸送に当たっては、
旧西武鉄道(現・西武西武園線)、多摩湖鉄道(現・西武多摩湖線)が同時期に開業して競合していた。
戦争激化により軍事上重要な施設である“貯水池”を隠すために、
1941年4月1日付けで“村山”に改称された。
また1944年2月には不要不急線として武蔵野鉄道山口線も休止となった。
1945年9月22日に武蔵野鉄道が旧西武鉄道を吸収合併、社名を西武鉄道に変更した。
休止線だった山口線も1951年10月7日に再開、西所沢方に約300m移設して狭山湖の駅名に改称、
同時に山口線の路線名も狭山線に変更した。
これは近接するユネスコ村や屋内スキー場の“狭山スキー場”への利用客輸送が目的で、
1963年には狭山湖駅の南方に野球用グランドの“西武園球場”が開設された。
1978年11月30日にさらに西所沢方へ300m移設して現在地に駅が開業する。
狭山湖駅の時は2面2線構造だったが、移設に際して3面6線構造に変更した。
西武鉄道のグループ会社であった国土計画(後のコクド)が、
クラウンライターライオンズを所有する福岡野球から球団を買収、
球団名を西武ライオンズに改め所沢を新本拠地とすることとなり、
西武園球場をプロ野球公式戦が開催可能な本格的施設へ改装し、西武ライオンズ球場とした。
それに伴って1979年3月25日に駅名も西武球場前に改称した。
1985年4月25日には山口線の新交通システム転換と経路変更によって、
山口線7番線8番線ホームの供用が開始された。
画像 dd11067
撮影時刻 2008/08/02 15:35:09
西武ドーム。 画像 dd11068 撮影時刻 2008/08/02 15:36:23 |
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