1057.西武鉄道豊島園駅



西武鉄道西武豊島園駅は島式1面2線の地上ホームを有する豊島線の終着駅である。
練馬から1.0kmの距離であり、豊島線に中間駅はなく、豊島園のために分岐している。
多客時に考慮して島式ホームとしては肘用に幅員の広いホームが設置されている。
また地下には東京都交通局都営地下鉄大江戸線も走っているが、連絡駅とはなっていない。
この地は室町時代に豊島氏によって築城された練馬城があった場所であり、
明治期になって豊島城址に豊島公園が建てられる。
1916年に 樺太工業(後の王子製紙)専務であった藤田好三郎が静養地として入手、
景勝地だったため家屋を建てず自然のままで休日ごとに家族で訪れていた。
藤田氏は自宅を建てることも考えたが、景勝地ということから一般公開することとし、
1926年9月15日に部分開園、1927年4月29日に開園式を行った。
武蔵野鉄道が豊島線を敷設し、この地に駅を作ったのは1927年10月15日で、
この時は豊島園とは資本関係はなく、駅名も豊島だった。
1933年3月1日には駅名を豊島園に改称している。
武蔵野鉄道が豊島園を吸収合併したのは1941年11月1日である。
戦時中には一時閉園し、軍事施設なども設置されたが、1946年3月に営業再開された。


画像 dd11086
撮影時刻 2008/08/02 18:00:32



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