1068.えちぜん鉄道勝山駅



えちぜん鉄道勝山駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する勝山永平寺線の終着駅である。
1番線と2番線を交互に使い折り返し運転し、3番線は旅客営業には使用されず、保線車両などが留置される。
勝山が終点であるが、その先も約100m線路は延びており、留置線として使用されている。
勝山永平寺線は京都電燈によって敷設された路線で、
1914年2月11日に新福井から市荒川(現・越前竹原)までが開業、
同年3月11日に市荒川(現・越前竹原)から勝山まで延伸、この時に終着駅として開業した。
駅舎もこの時に建築されたもので、2004年3月17日に登録有形文化財に登録された。
同年勝山から大野口までが開業し、中間駅となった。
戦時中の配電統制令によって京都電燈は解散することとなり、
鉄軌道事業を1942年3月2日に京福電気鉄道に継承、越前本線となった。
1974年8月13日に越前本線の勝山から京福大野までが廃止、再び勝山が終着駅となった。
京福電気鉄道は2000年12月17日に、
越前本線(現・勝山永平寺線)志比堺−東古市(現・永平寺口)間で正面衝突事故を起こし、
さらにその半年後の2001年6月24日にも同線保田−発坂間で衝突事故を起こした。
度重なる事故により国土交通省は事故原因が解明し対策を施すまで業務停止を命令、
同年10月に福井県内の路線の廃止届けを国土交通省に提出した。
京福電鉄の路線を引き受けるため、地元自治体が第三セクターを結成して越前本線、三国芦原線を譲り受けた。
2003年2月1日に越前本線を勝山永平寺線に改称し、同年7月20日に福井から永平寺口が運転再開、
10月19日には永平寺から勝山までが運転再開した。


画像 dd11454
撮影時刻 2008/09/14 17:24:17



REI RINGONO Station
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2015