1088.JR釧網本線標茶駅



JR標茶駅は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線の地上ホームを有する釧網本線の駅である。
かつては標茶から分岐して根室標津までを結んでいた標津線が存在していた。
ちなみに「標津」は「しべつ」と読み、アイヌ語が語源のため漢字は当て字である。
また「標茶」もアイヌ語が語源であり、「シペッ・チャ」に由来する。
意味は「大きな川のほとり」で、大きな川とは釧路川のことである。
釧網本線は釧路とオホーツク海沿岸を結ぶために官設鉄道として敷設された。
網走側からは網走本線として1924年11月15日に網走から北浜までの区間が開業、
1925年11月10日には斜里(現・知床斜里)まで延伸、
1929年11月14日には札鶴(現・札弦)まで延伸した。
一方、釧路側からは釧網本線として1927年9月15日に釧路から標茶までの区間が開業、
1929年8月15日には弟子屈(現・摩周)まで延伸、
1930年8月20日には川湯(現・川湯温泉)まで延伸、
1931年9月20日には札鶴(現・札弦)まで延伸し全通した。
この時に網走本線を釧網本線に編入した。
釧路側から敷設された釧網本線が釧路から標茶までの区間が開業した時に終着駅として開業した。
1936年10月29日には標津から計根別までの標茶線が開業した。
標茶線は1937年10月30日に根室標津まで延伸して路線名が標津線に改称された。
この路線は植民軌道である標茶町営軌道によって敷設されていたが輸送力に限界があり、
開拓民からの陳情で国有鉄道として標津線が敷設された経緯がある。
1985年8月2日に第2次特定地方交通線として廃止が承認、
国鉄分割民営化後の1989年4月30日に全線が廃止され、バスに転換された。


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撮影時刻 2008/11/14 12:21:46

ホームにある「釧網本線の歴史」。


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撮影時刻 2008/11/14 12:25:01
「標茶驛 ふるさとの鐘」。


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撮影時刻 2008/11/14 12:27:23




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