109.JR常磐線水戸駅




JR水戸駅は島式4面8線の地上ホームを有する常磐線の駅であり、水郡線の起点駅でもある。
また鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が接続しており、改札を共有している。
橋上駅舎化されており、1番線、2番線は水郡線下りの気動車が使用、
3番線、4番線は常磐線下り、特急列車は4番線を使用、5番線、6番線は常磐線上りと水戸線直通列車、
7番線は常磐線特急上り、5番線は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の気動車が使用する。
2番線と3番線の間と4番線と5番線の間に各1本ずつの中線があり、8番線の南側には多くの貨物線が存在する。
7番線8番線のホームにはE653系「フレッシュひたち」スカーレットブロッサム色を模したコンビニ「NEWDAYS」がある。
画像は北口で駅ビルには「EXCEL」という複合商業施設が入っている。
1887年5月に設立された水戸鉄道により、1889年1月16日に小山から水戸までが開業し、水戸駅はこの時に終着駅として開業した。
水戸鉄道と現在の東北本線を敷設した日本鉄道と社長が同一だったこともあり、1892年3月1日に日本鉄道に買収され、日本鉄道線の支線となった。
日本鉄道は1906年11月1日に国有化され、1909年10月12日の線路名称制定により小山から友部までが水戸線、友部から水戸までが常磐線となった。
一方、水郡線は太田鉄道により1897年11月16日に水戸から久慈川(現・廃止)までが開業したのに始まる。
太田鉄道は太田地域の商人たちが共同出資で設立した会社で、1899年4月1日には太田まで延伸した。
しかし経営不振で久慈川の橋梁工事に着工できず、債務不履行に陥り株主の十五銀行が新たに水戸鉄道を設立して太田鉄道を買収した。
水戸鉄道により延伸開業していったが、1927年12月1日に国有化され、
水戸から常陸大子と上菅谷から分岐して常陸太田までの開業区間が水郡線となった。
1929年5月10日には水郡北線として笹川(現・安積永盛)から谷田川までが開業、
これに合わせて既存の水郡線をいったん水郡南線に改称した。
1934年12月4日には全通し、再び水郡南線、水郡北線を合わせて水郡線とした。
1924年7月22日には駅の北側に水戸海兵電車水戸駅前駅が開業した。
水戸海兵電車は合併により茨城交通水平線となったが、1966年6月1日に廃止された。
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が開業したのは1985年3月14日である。
鹿島臨海鉄道は鹿島神宮でJR成田線香取駅から分岐した鹿島線と連絡する。
また鹿島神宮のひとつ手前には鹿島サッカースタジアム駅があり、鹿島アントラーズのフランチャイズとして試合などがある時だけ停車する。
正確には鹿島スタジアム−鹿島神宮間はJR鹿島線の路線で電化されているものの、JRは鹿島神宮止まりである。


画像 de8598
撮影時刻 2003/07/26 13:30:44

地上に直接出る時代のJR水戸駅南口。


画像 d2403
撮影時刻 2001/06/02 09:02:46
リニューアル前のJR水戸駅南口。
貨物線の線路が数多く走っているため、
南口は長い跨線橋の先に、
2階広場上に設置された。


画像 de8602
撮影時刻 2003/07/26 13:37:27
7番線、8番線ホームの「NEWDAYS」。
653系「フレッシュひたち」を模している。


画像 dd07943
撮影時刻 2007/03/10 10:19:39
現在のJR水戸駅南口。


画像 dd19849
撮影時刻 2013/11/24 14:16:55




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