1128.関東鉄道守谷駅



関東鉄道守谷駅は島式2面4線の地上ホームを有する常総線の駅である。
また島式2面4線の高架ホームの首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが交差して設置されている。
関東鉄道のホームは開業当時は単式1面1線と島式1面2線の計2面3線だったが、
つくばエクスプレス開業に合わせて島式2面4線に変更された。
1番線は取手方面始発列車や待避列車、2番線は取手方面、
3番線は下館方面、4番線は下館方面の始発車車や待避列車が使用する。
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスは1番線はつくば方面、2番線はつくば方面降車専用、
3番線は秋葉原方面始発列車、4番線は秋葉原方面が使用する。
つくばエクスプレスは秋葉原から守谷までが直流区間、守谷からつくばまでは交流区間となっており、
守谷と隣のみらい平との間にデッドセクションと呼ばれる無電区間があり、
この区間を通過する間に電車の機器を自動的に直流から交流に切り替える。
利用客の多い秋葉原から守谷までは直流のため、この区間線用のTX-1000系は守谷で折り返し運転する。
コスト削減のため直流線用のTX-1000系と交直流両用のTX-2000系が使用されている。
2番線と3番線は直流専用のTX-1000系が使用、
またその先にはつくばエクスプレス総合基地への入出庫線を兼ねた折り返し線が延びている。
駅舎は1階が関東鉄道常総線のホーム、2階が両鉄道の改札口、3階はつくばエクスプレスのホームとなっている。
関東鉄道常総線は1912年6月9日に創設された常総鉄道が1913年11月1日に敷設した路線である。
1926年6月4日には筑波鉄道鬼怒川線が開業したが、1964年1月6日に廃止された。
太平洋戦争末期の1945年3月20日に土浦から筑波までの路線を所有していた筑波鉄道と合併、
常総鉄道が存続会社となり、社名を常総筑波鉄道と変更する。
常総筑波鉄道は1965年6月1日に鹿島参宮鉄道と合併して関東鉄道になった。
鹿島参宮鉄道は石岡から鉾田までを敷設した鉄道会社で、
竜崎から佐貫までを敷設した竜崎鉄道を吸収合併している。
合併時には常総線、筑波線、鉾田線、竜ヶ崎線の4路線を所有していたが、
赤字だった路線を分社化、鉾田線は鹿島鉄道、筑波線は筑波鉄道が引き継いだが、
両線とものちに廃止されている。
首都圏新都市鉄道は常磐新線を建設する目的で、
沿線の地方公共団体と民間企業が出資して1991年3月15日に設立された。
主要株主が沿線の地方自治体で計89.45%に上るのが特徴である。
2005年8月24日に秋葉原からつくばまでの区間が一気に開業、
路線名は「つくばエクスプレス」となったが、会社名の代用に使われることも多い。


画像 dd13372
撮影時刻 2009/08/15 13:12:49

つくばエクスプレス守谷駅。


画像 dd13373
撮影時刻 2009/08/15 13:36:46




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