1142.JR紀勢本線御坊駅



JR御坊駅は単式1面2線と島式1面2線の計2面4線の地上ホームを有する紀勢本線の駅である。
単式ホームは駅舎に隣接しているが、和歌山方の一部を切り欠いて0番線が設置されている。
0番線は紀州鉄道線が使用し、西御坊まで非電化単線の路線が敷設されている。
駅舎側の単式ホームの1番線和紀勢本線下り、2番線は下り及び上りの待避列車や折り返し列車、
3番線は上り列車が使用、島式ホームとは跨線橋で結ばれている。
紀勢本線は関西本線亀山から和歌山市に至る384.2kmの長距離路線であり、
国鉄分割民営化後には亀山から新宮までがJR東海、新宮から和歌山市まではJR西日本の管区となっている。
JR東海の区間は非電化だが、JR西日本管区は電化されている。
亀山から津までは関西鉄道の支線として、津から多気までは参宮鉄道が敷設した後に国有化、
新宮から串本は新宮鉄道によって敷設後に国有化、紀和から和歌山市は紀和鉄道に敷設後に国有化、
残る区間は紀勢東線、紀勢中線、紀勢西線として敷設され、全通後に全区間が紀勢本線とされた。
御坊は1929年4月21日に紀勢西線が紀伊由良から御坊まで延伸した時に終点として開業した。
1930年102月14日には印南まで延伸され、途中駅となる。
紀勢本線は和佐方面に延伸するために御坊の市街地の北側に設置されることになり、
そのため市街地へのアクセス鉄道として1928年に御坊臨港鉄道が設立された。
1931年6月15日御坊から御坊町(現・紀伊御坊)が部分開業、1932年4月10日には西御坊まで延伸、
1934年8月10日に終点の日高川まで延伸して全通したが、
1989年4月1日に西御坊から日高川までが廃止された。
御坊臨海鉄道は1960年代に廃止の危機に追い込まれたが、
1972年には磐梯電鉄不動産が御坊臨海鉄道を買収、翌年社名を紀州鉄道とした。
1979年4月1日に鶴屋産業の傘下に入り、鉄道営業のほかにリゾート開発に力を入れる。


画像 dd13506
撮影時刻 2009/08/21 15:24:35



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