1146.京阪電鉄中書島駅
京阪電鉄中書島駅は単式ホーム2面2線と島式ホーム1面2線の計3面4線の地上ホームを有する京阪本線の駅である。
また中書島を起点とする宇治線も分岐する。
1番線は京阪本線上り、2番線は京阪本線下り、3番線、4番線は宇治線が使用する。
宇治線は基本的に島式ホームの3番線を主に使用し、4番線は早朝の一部列車のみに使用される。
4番線は宇治線と京阪本線が直通運転していた時に使用されていたホームだが、
現在では直通運転が行われておらず、ほとんど使用されなくなった。
宇治線で使用される3番線、4番線は京阪本線とも線路が繋がっている。
画像の北口は1番線と接しており、各ホームとは跨線橋のほか、地下通路でも繋がっている。
南口は4番線淀屋橋方のホーム端に改札口が設置されている。
ホームはカーブ上に設置されており、宇治線の上下線にそれぞれ留置線が設置されている。
付近はかつて遊郭があった一帯で、坂本龍馬が定宿としていた寺田屋もある。
京阪電気鉄道は1906年11月19日に設立され、
1910年4月15日に天満橋から五条(現・清水五条)までが開業、
中書島もこの時同時に開業した。
宇治線は宇治川電気軌道が所有していた路線特許を買収して、
1913年6月1日に宇治までが開業した。
この時に中書島の駅を移設して乗り換えを可能にした。
その後1922年には新京阪鉄道を設立、新京阪線、千里山線、嵐山線を敷設し1930年に合併する。
そのほか、和歌山水力電気を合併、京津電気軌道を合併、琵琶湖鉄道汽船を合併する。
1930年には和歌山水力電気の事業を合同電気に譲渡、
1942年10月1日に陸上交通事業調整法により阪神急行電鉄と合併して社名が京阪神電鉄となる。
戦後の1949年12月1日に京阪本線などを分離して京阪電気鉄道として独立する。
新京阪鉄道の路線は京阪神急行電鉄に残り、現在の阪急電鉄京都本線となる。
1989年には鴨東線が開業し、出町柳まで延伸し、叡山電鉄と接続、
叡山電鉄は京福電気の子会社から2002年に京阪電気鉄道の完全子会社となっている。
文禄年間に中務少輔の職にあった脇坂安治が宇治川の分流に囲まれた島に屋敷を建て住み、
「中務少輔」の唐名が「中書」であったことから脇坂安治が中書さまと呼ばれていて、
その屋敷のあったこの付近が中書島と呼ばれていたのが駅名の由来である。
画像 dd13568
撮影時刻 2009/08/22 14:20:55
中書島駅南出口。 画像 dd13572 撮影時刻 2009/08/22 14:25:46 |
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