1168.大井川鐵道奥大井湖上駅
大井川鐵道奥大井湖上駅は単式1面1線の地上ホームを有する井川線の駅である。
駅は長島ダム建設により発生したダム湖である接岨湖に突き出た半島に設置されている。
そのため奥大井湖上駅には上下線とも鉄橋を渡っての接続になる。
接岨峡温泉駅方面には鉄橋の脇に遊歩道が設置され、ハイキングコースにもなっている。
また駅より少し登った位置にレイクコテージ奥大井という展望施設もある。
井川線は1935年3月20日に大井川電力の専用線として、
千頭から大井川発電所(現・廃止)までが敷設されダムの建設要員や資材の運搬を行った。
1954年4月11日に大井川ダムから堂平までの区間が中部電力の専用線として開業した。
1959年8月1日に中部電力から大井川鐵道に路線が委託され、旅客営業を開始した。
1971年4月1日に井川から堂平までの区間が廃止された。
長島ダム建設のため一部の区間が水没することとなり、水没区間を回避する新線が敷設された。
1990年10月2日にアプトいちしろから接岨峡温泉の区間が新線に切り替えられ、
またアプトいちしろから長島ダムまでは90.0‰の急勾配があり、アプト式が採用された。
奥大井湖上駅もこの新線の途中に設置されたものである。
画像 dd13875
撮影時刻 2009/09/05 13:24:51
レイクコテージ奥大井から見た接岨湖。 旧線の鉄橋が一部見えている。 画像 dd13877 撮影時刻 2009/09/05 13:30:49 |
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接岨峡温泉側から見た奥大井湖上駅。 画像 dd13881 撮影時刻 2009/09/05 13:40:43 |
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