1294.山陽電鉄山陽網干駅
山陽電鉄山陽網干駅は頭端式1面2線の地上ホームを有する網干線の駅である。
網干線の終点であり、1番線、2番線を折り返し列車が使用するが、
ダイヤが閑散な昼間は2番線のみを使用する。
山陽電気鉄道は兵庫から明石までに軌道線を敷設した兵庫電気軌道と、
明石駅前(現・山陽明石)から姫路駅前(現・山陽姫路)までを敷設した神戸姫路電気鉄道に由来する。
1907年に設立された兵庫電気軌道は1917年4月12日に兵庫から明石の区間が完成した。
1919年に設立された明姫電気鉄道、のちに社名変更して神戸姫路電気鉄道は、
1923年8月19日に明石から姫路までの区間を完成させた。
現在の関西電鉄の前身となった宇治川電気が1927年1月1日に兵庫電気軌道を合併、
3ヶ月後の同年4月1日には神戸姫路電気鉄道を合併し、
翌年の1928年8月26日には兵庫から姫路への直通運転も開始された。
宇治川電気は1933年6月6日に電鉄部を独立させ、山陽電気鉄道が設立された。
網干線は新日鐵住金広畑製鐵所への通勤路線として、
1940年10月15日に電鉄飾磨(現・山陽飾磨)から夢前川までが部分開業、
同年12月23日に日鉄前仮駅まで延伸、1941年4月27日には電鉄天満まで延伸、
同年7月6日に電鉄網干まで延伸して全通した。
この時終着駅として開業し、1991年4月7日に「山陽網干」に改称された。
山陽電気鉄道はその名の通り、山陽方面への延伸計画があり、
網干線を延伸して相生、赤穂経由ルートで岡山市域方面に延伸する構想があった。
しかし鉄道省の計画する現在のJR赤穂線と競合したことなどから計画は断念された。
画像 dd18882
撮影時刻 2013/01/12 15:18:10
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