1298.岳南電車吉原駅



岳南電車吉原駅は頭端式1面2線の地上ホームを有する岳南鉄道線の駅である。
JR吉原駅とは独立した駅舎があり、直接ホームに行ける有人改札もあるほか、
JRとの間に自動改札があり、直接乗り換えることが出来るようになっている。
岳南電車は岳南鉄道が2013年に鉄道部門を子会社化して設立した完全子会社である。
東海道本線鈴川(現・吉原)駅は東海道吉原宿からは離れた場所にあり、
鈴川と吉原の中心部とを結ぶ鉄道として戦前に敷設された日産重工業専用鉄道を一部流用して、
1949年11月18日に鈴川(現・吉原)から吉原本町までの区間が開業した。
この時に国鉄と同じ「鈴川」の駅名で開業した。
岳南鉄道は翌年1950年4月18日に吉原(現・本吉原)まで延伸、
1951年12月20日に岳南富士岡まで延伸、
1953年1月20日に岳南江尾まで延伸し、全区間が開業した。
旅客営業のほかに貨物営業も行っていたが、2012年には貨物列車の運行を廃止、
鉄道部門の収益悪化に伴って2013年4月1日に子会社化した。
岳南鉄道はもともと駿豆鉄道(現・伊豆箱根鉄道)が主に出資して設立されたが、
1956年9月に富士山麓電気鉄道(現・富士急行)の系列に移った。
国鉄鈴川駅が1956年4月10日に「吉原」に駅名変更したのに伴い岳南鉄道も「吉原」に改称、
それに伴ってそれまでの「吉原」は「本吉原」に改称されている。


画像 dd18976
撮影時刻 2013/04/27 08:45:32

JR吉原駅から見た岳南電車吉原駅。


画像 dd19030
撮影時刻 2013/04/27 14:21:08




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