1309.東急電鉄祐天寺駅



東急電鉄祐天寺駅は相対式2面2線の高架ホームを有する東急東横線の駅である。
1番線は下り、3番線は上りが使用し、間にホームのない通過線の2番線がある。
東急東横線は東京横浜電鉄が敷設した路線で、
官設鉄道(現・東海道本線)が新橋から横浜まで敷設されたことに対抗し、
渋谷から横浜を結ぶ路線として敷設されている。
東京横浜電鉄が1926年2月14日に丸子多摩川(現・多摩川)から神奈川までの区間を開業、
目蒲線と相互乗り入れして目黒から神奈川まで直通運転を開始する。
翌年の1927年8月28日には丸子多摩川から渋谷まで延伸、祐天寺もこの時に同時に開業した。
1928年5月18日には神奈川から高島(後の高島町、現廃止)までが開業、
1932年3月31に桜木町まで延伸し全通した。
1939年10月1日に東京横浜電鉄が目黒蒲田電鉄に合併後、東京横浜電鉄に改称する。
戦時中の1942年5月1日に小田急電鉄、京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)を合併、
社名も東京急行電鉄に改称されたが戦後に小田急と京急は独立した。
開業時は地上ホームで木造2階建ての駅舎だったが、1964年3月に現駅舎が開業、
高架ホームになったのは1970年11月13日、通過線新設は2017年3月25日である。
駅名の由来は明顕山祐天寺の最寄り駅であるためで、
明顕山祐天寺は浄土宗の寺院で本尊は祐天上人像、阿弥陀如来である。
1718年(享保3年)春頃、増上寺の36世住持の祐天の体調が悪化し、
弟子の祐海は祐天が常念仏を行える廟所を探すが8月11日に祐天が亡くなる。
祐天は廟所を目黒の地に建立する事を望んでいたため、祐海は目黒の善久院を購入して住職となり、
善久院を改修して祐天の廟所と常念仏堂を建立、翌年祐天寺の寺号が正式に許可された。


画像 dd19036
撮影時刻 2013/05/05 08:57:01



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