1316.東急電鉄二子玉川駅



東急電鉄二子玉川駅は島式2面4線の高架ホームを有する駅である。
田園都市線と大井町線が接続する駅で、 画像は西口である。
方面別にホームが分かれ、1番線は田園都市線下り、2番線は大井町線下り、
3番線は大井町線上り、4番線は田園都市線上りが使用する。
構造上、中央林間方の約半分が多摩川や野川の鉄橋上になる。
田園都市線は渋谷から中央林間までの27駅、31.5kmの区間で、
玉川電気鉄道が1927年7月15日に二子玉川園(現・二子玉川)から溝の口まで敷設したのが始まりで、
溝の口線の名称として開業、二子玉川園もこの時起点駅として同時に開業した。
玉川電気鉄道は1938年に東京横浜電鉄に合併され、
さらに翌年の1939年には東京横浜電鉄が目黒蒲田鉄道に合併し、
同時に目黒蒲田鉄道が東京横浜電鉄に改称した。
戦時中の1942年に小田急、京浜電気鉄道を合併して東京急行電鉄に社名変更した。
翌年、陸軍の要請により溝の口線を大井町線に編入した。
1963年10月11日に大井町線が田園都市線に名称変更され、
大井町から二子玉川園、溝の口までが田園都市線という名称になった。
1966年4月1日に溝の口から長津田まで延伸、1968年4月1日につくし野まで延伸、
1972年4月1日にすずかけ台まで延伸、1976年10月15日につきみ野まで延伸した。
一方、1977年4月7日には渋谷から二子玉川までの区間が新玉川線として開業した。
翌年1978年8月1日には新玉川線が営団(現・東京メトロ)半蔵門線として直通運転を開始した。
さらに1979年8月12日に田園都市線も新玉川線経由で営団半蔵門線に直通運転を開始、
これに伴って大井町から二子玉川までの区間が再び切り離されて大井町線となる。
1984年4月9日にはつきみ野から中央林間まで延伸して全区間が開業した。
2000年8月6日に新玉川線と田園都市線が統合され、渋谷から中央林間までが田園都市線となった。
二子玉川は玉川電気鉄道が開業した当時の名称は「玉川」だったが、
1939年3月10日にはよみうり遊園に改称、
開業時から「二子玉川」を名乗っていた目黒蒲田電鉄の駅と1940年12月1日に両駅を統合、
名称も「二子読売園」に改称された。
戦時中の1944年には「二子玉川」に改称されたが、
1954年8月1日には「二子玉川園」に改称、2000年の新玉川線編入を機に「二子玉川」に戻った。
南に駅所在地の開業当時の地名は荏原郡玉川村で、
対岸の川崎市に二子の地名があったが、二子の方が賑わいがあったため、
目黒蒲田電鉄は二子への最寄り駅であることをアピールするために「二子玉川」としたとする説がある。
また二子には“二子塚古墳”があったためとする説もある。


画像 dd19061
撮影時刻 2013/05/05 10:21:27

二子玉川駅東口。


画像 dd19060
撮影時刻 2013/05/05 10:19:28




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