1318.東急電鉄旗の台駅



東急電鉄旗の台駅は島式2面4線と相対式2面2線の計4面6線を有する、
大井町線と池上線の駅であり、両線の駅はほぼ直角に立体交差で接続する。
地上部には池上線の相対式ホームがあり、1番線は池上線下り、2番線は池上線上りが使用、
島式2面4線の高架ホームの3番線大井町線下り待避線、4番線は大井町線下り主本線、
5番線は大井町線上り主本線、6番線は大井町線上り待避線となっている。
大井町線は目黒蒲田電鉄が敷設した路線で、1927年7月6日に大井町から大岡山までの区間が開業、
この区間は開業当時から大井町線の名称が与えられていた。
1929年11月1日に自由が丘から二子玉川までの区間が二子玉川線として開業、
同年12月25日には大岡山と自由が丘までの区間が開業し、
二子玉川線を大井町線に統合して大井町から二子玉川までの区間が開業、直通運転も開始された。
1939年10月1日に東京横浜電鉄が目黒蒲田電鉄に合併後、東京横浜電鉄に改称する。
戦時中の1942年5月1日に小田急電鉄、京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)を合併、
社名も東京急行電鉄に改称されたが戦後に小田急と京急は独立した。
戦時中の1943年7月1日には軌道線だった二子玉川から溝の口までを1,067mmに改軌、大井町線に編入した。
1963年10月11日に大井町線を“田園都市線”に改称されたが、
1979年8月12日に田園都市線が新玉川線経由で渋谷に至り、
営団(現・東京メトロ)半蔵門線に直通運転を開始、
これに伴って大井町から二子玉川までの区間が再び切り離されて「大井町線」となる。
2009年7月11日に田園都市線の複々線の内側を走行して溝の口まで直通する。
一方、池上線は池上本門寺への参詣客輸送のため設立された池上電気鉄道によって敷設された路線で、
1922年10月6日に蒲田から池上までの区間が開業した。
翌年、1923年には池上から雪ヶ谷(後に調布大塚と統合、現・雪が谷大塚)まで延伸、
1927年8月28日には桐ヶ谷(現・廃止)まで延伸、同年10月9日には大崎広小路まで延伸、
1928年6月17日には五反田まで延伸して全通した。
全通後の1934年10月1日に池上電気鉄道は目黒蒲田電鉄に吸収合併された。
旗の台の駅が出来たのは目黒蒲田電鉄が最初の区間を敷設した1927年7月6日で、
開業当初は「東洗足」の駅名、同年、1927年8月28日に池上電気鉄道が「旗ヶ岡」の駅名で開業した。
両者の駅が開業した時には目黒蒲田電鉄は現在地より170m二子玉川寄り、
池上電気鉄道は210m五反田寄りにあり、別の駅であった。
目黒蒲田電鉄と池上電気鉄道は合併で東京急行電鉄となり、
1945年5月には旗ヶ岡駅が空襲で全焼したこともあり、
戦後の1951年3月1日に大井町線東洗足を旗の台と改称した上で現在地に移転、
同年5月1日に池上線旗ヶ岡も現在地に移転して旗の台と合併される。
2005年11月27日に大井町線の下りホームを新設して移転、
翌年2006年3月26日には上りホームも移転して島式ホームに集約して現在の形になった。


画像 dd19083
撮影時刻 2013/05/05 13:47:14

旗の台駅南口。


画像 dd19081
撮影時刻 2013/05/05 13:41:53
旗の台駅池上線蒲田方面改札口。


画像 dd19082
撮影時刻 2013/05/05 13:46:22




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