1321.函館本線岩見沢駅



JR岩見沢駅は単式1面1線と島式2面4線の計3面5線の地上ホームを有する函館本線の駅である。
所属は函館本線だが、岩見沢を終点とする室蘭本線も接続している。
単式ホームの1番線は函館本線上りと室蘭本線、3番線は函館本線上下線と室蘭本線、
4番線はは函館本線の主に特急、6番線は函館本線下りの主に特急、7番線は函館本線上下線が使用する。
2番線と5番線は欠番になっており、ホームに接していない通過線がある。
かつては幌内線も接続し、また室蘭本線志文から万字線が乗り入れており、1番線から発着していた。
そのため1番線は1990年まで非電化となっていた。
岩見沢は幌内炭鉱や空知炭鉱から採取された石炭を手宮、室蘭、苫小牧などの各港に運び出すための、
交通の要衝として古くから栄えていた場所であり、発車番線の多さが貨物輸送全線行きの名残として感じられる。
函館本線は北海道で最初の鉄道路線として1880年11月28日に手宮から札幌までが仮開業したのが始まりである。
手宮はのちに手宮線として南小樽から手宮までを結ぶ2.8kmの路線の終点にあった駅で、
1985年11月5日に手宮線廃止とともに手宮も廃止となった駅である。
1882年11月13日に札幌から岩見沢まで延伸され、この時に岩見沢も終着駅として同時に開業した。
官営幌内鉄道は1889年12月11日に北海道炭礦鉄道に事業が譲渡され、北海道炭礦鉄道幌内線となった。
北海道炭礦鉄道は岩見沢から砂川まで延伸、そのほか、函館から南小樽までは私鉄の北海道鉄道、
砂川から旭川までを北海道庁が運営する北海道官設鉄道が敷設している。
これからの鉄道会社は1906年10月1日に鉄道国有法によって買収され国有化された。
1933年に建設された3代目となる木造2階建駅舎は2000年12月10日未明、
漏電による火災で全焼、4代目となる現在の駅舎は2009年3月30日に全面開業した。
岩見沢の駅名の由来は所在地が岩見沢市であるからであり、
市名の由来は187年頃にこの地に開拓使が幌内鉱山に行き交う人々のための休泊所を設置、
ここで“ゆあみ”をして疲れを癒やしたことから「浴澤(ゆあみさわ)」と称されるようになり、
これが転訛して「岩見澤」となったとされている。


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撮影時刻 2013/07/13 08:43:10

3番線4番線ホームの「農業用馬 木彫」。


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撮影時刻 2013/07/13 08:33:54
岩見沢運転所。


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撮影時刻 2013/07/13 08:34:25




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