1323.南阿蘇鉄道南阿蘇水の生まれる里白水高原駅
南阿蘇鉄道南阿蘇水の生まれる里白水高原駅は単式1面1線の地上ホームを有する高森線の駅である。
高森線は豊肥本線の一部となった宮地線の支線として開業した路線である。
豊肥本線は大分から玉来までは犬飼軽便線として敷設、宮地から熊本までは宮地軽便線として敷設され、
両線を繋いで豊肥本線としたが、宮地線が支線として1928年2月12日に開業させ、
同年12月2日犬飼線と宮地線の区間を延伸開業させ、豊肥本線と改称された時、
宮地線の支線であった立野から高森までの区間が高森線として分離された。
高森線は改正鉄道敷設法で「熊本県高森ヨリ宮崎県三田井ヲ経テ延岡ニ至ル鉄道」として、
延岡から高千穂線として敷設された区間を将来的には接続させることを目指していたが、
高森から高千穂までの区間はトンネル掘削中の異常出水事故などがあり工事は中断、1980年に凍結された。
高千穂線も1989年4月28日に第三セクターの高千穂鉄道として分離されたが、
2005年9月の台風14号で橋梁が流出し、復興は断念され廃線となっている。
高森線も第1次特定地方交通線として廃止が承認され、
それを受けて南阿蘇村、高森町など沿線自治体が出資して南阿蘇鉄道が設立された。
南阿蘇鉄道は1986年4月1日に設立され、高森線を転換、
この時には南阿蘇水の生まれる里白水高原は存在しておらず、
1992年4月1日に開業、この名前は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の長者ヶ浜潮騒はまなす公園前と並び、
読み仮名で22文字で日本一長い名前だった。
2001年に一畑電気鉄道北松江線の古江駅がルイス・C・ティファニー庭園美術館前に改称、
読み仮名で24文字と日本一を奪われたが、同駅がルイス・C・ティファニー庭園美術館の閉園により、
松江イングリッシュガーデン前に改称したため、南阿蘇水の生まれる里白水高原が再び日本一に返り咲いた。
画像 dd19429
撮影時刻 2013/08/23 13:35:20
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