1327.くま川鉄道おかどめ幸福駅



くま川鉄道おかどめ幸福駅は単式1面1線の地上ホームを有する湯前線の駅である。
湯前線は肥薩線人吉から湯前を結ぶ路線で、改正鉄道敷設法で人吉から杉安まで計画され、
1924年3月30日に人吉から湯前までの区間が敷設された。
その先杉安まで計画されていたが延伸されることなく、
1987年2月3日に第3次特定地方交通線として廃止承認、
国鉄分割民営化後にJR九州に転換されたのち、
1989年10月1日に第三セクターのくま川鉄道に転換された。
本来はさらに日豊本線砂土原から杉安まで敷設されていたと接続する予定だったが、
妻線も1981年9月18日に第1次特定地方交通線として廃止承認され、
第三セクターに継承されることもなく1984年12月1日に全線廃止、バス路線に転換された。
湯前線がくま川鉄道に転換された1989年10月1日に同時に開業した。
1924年3月30日に人吉から湯前までの区間が敷設されたのと同時に開業した。
湯前線が開通した当時はおかどめ幸福に駅はなかったが、
くま川鉄道に転換された1989年10月1日に同時に新規開業した。
近くには岡留熊野座神社が約300mの距離にあり、最寄り駅である。
岡留熊野座神社は鎌倉時代、蒙古襲来、いわゆる“弘安の役”の時に、
この地を治めていた相良藩も出征したため、
当時の藩主の主頼俊公は1280年に岡留熊野座神社を建立、
祭神の伊邪那岐神(いざなきのみこと)、伊邪那美神(いざなみのみこと)に因み、
善男善女を集めて勝利を祈願したところ、神風が吹いて元は撤退、
以来、この岡留神社は男女を結びつける幸福神社と呼ばれるようになったという。
このことから岡留熊野神社と別名の幸福神社から駅名がおかどめ幸福となった。


画像 dd19463
撮影時刻 2013/08/24 12:00:21

岡留神社。


画像 dd19472
撮影時刻 2013/08/24 12:19:39




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