1376.JR鹿児島本線筑後船小屋駅



JR筑後船小屋駅は相対式2面2線の地上ホームを有する鹿児島本線の駅である。
また九州新幹線鹿児島ルートの駅もあり、
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線の高架ホームを有する。
筑後広域公園の一部に駅舎があり、在来線と新幹線とは約50m離れている。
在来線は1番線が鹿児島本線下り、2番線が鹿児島本線上りになっている。
新幹線は単式ホームが11番線に付番、九州新幹線上り、
島式ホームが12番線及び13番線が九州新幹線下りが使用する。
鹿児島本線は九州鉄道により敷設されていった路線で、
1889年12月11日に博多から筑後川北岸の千歳川仮駅を敷設、
1890年3月1日には千歳川仮駅は廃止の上、久留米まで延伸、
また同年9月28日には博多から赤間まで延伸、同年11月15日には赤間から遠賀川までが延伸した。
1891年2月28日には遠賀川から黒崎まで延伸、九州鉄道は1907年7月1日に国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定で門司から人吉までが人吉本線に制定された。
鹿児島本線は現在の肥薩線にあたる八代から人吉経由で鹿児島に至る路線として敷設されていった。
官設鉄道鹿児島線として1903年に国分(現・隼人)から吉松までが敷設され、
1909年11月21日には人吉から吉松までの区間が開通、門司から鹿児島までが山線経由で全通し、
同時に門司から八代経由で人吉までの人吉線が鹿児島本線に改称、鹿児島線も同時に編入された。
1913年から川内線として敷設された海線は1927年10月27日に鹿児島から八代までが全通、
これと同時に海線を鹿児島本線に編入の上、人吉経由の山線を肥薩線に改称した。
この地に駅が出来たのは1928年7月20日で当時の駅名は「船小屋」だった。
2011年3月12日に九州新幹線鹿児島ルートが新八代から博多まで延伸開業し、
この地に停車駅が出来ることになり、それに併せて船小屋駅を500m南に移動させ、
駅名も「筑後船小屋」に改称したが、駅舎は離れた位置になり、改札も別である。
江戸時代より近くを流れる矢部川に架線工事用の平田船を格納するための船小屋が多くあり、
これがこの地の通称となり、新幹線開業時に所在地の筑後市と併せて「筑後船小屋」となった。


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撮影時刻 2014/05/23 10:19:05

JR筑後船小屋駅在来線駅舎。


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撮影時刻 2014/05/23 10:20:27
JR筑後船小屋駅新幹線駅舎。


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撮影時刻 2014/05/23 10:22:08
駅前に設置された平田舟の模型。


画像 dd20172
撮影時刻 2014/05/23 10:32:43




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