1378.JR鹿児島本線基山駅
JR基山駅は単式1面1面と島式1面2線の計2面3面の地上ホームを有する鹿児島本線の駅である。
また国鉄時代に開業した甘木線を引き受けた甘木鉄道も単式1面1線のホームを有している。
駅舎は橋上化されていて、駅舎側の単式ホームが1番線に付番、鹿児島本線上りが使用、
島式ホームは2番線及び3番線に付番、3番線が鹿児島本線下りが使用する。
2番線は鹿児島本線の上下線が使用する待避線となっている。
甘木鉄道は単式ホームに甘木方面に線路が延びているが、
国鉄時代は上り方面の線路に繋がっていたが、今はホーム端の線路に砂利盛してあって直通は出来ない。
また国鉄時代は甘木線のホームは島式して使用されていて4番線及び5番線に付番されているが、
現在は橋上駅舎化によって片面の線路は撤去されている。
鹿児島本線は九州鉄道により敷設されていった路線で、
1889年12月11日に博多から筑後川北岸の千歳川仮駅を敷設、
1890年3月1日には千歳川仮駅は廃止の上久留米まで延伸、同時に終着駅として開業した。
また同年9月28日には博多から赤間まで延伸、同年11月15日には赤間から遠賀川までが延伸した。
1891年2月28日には遠賀川から黒崎まで延伸、九州鉄道は1907年7月1日に国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定で門司から人吉までが人吉本線に制定された。
鹿児島本線は現在の肥薩線にあたる八代から人吉経由で鹿児島に至る路線として敷設されていった。
官設鉄道鹿児島線として1903年に国分(現・隼人)から吉松までが敷設され、
1909年11月21日には人吉から吉松までの区間が開通、門司から鹿児島までが山線経由で全通し、
同時に門司から八代経由で人吉までの人吉線が鹿児島本線に改称、鹿児島線も同時に編入された。
1913年から川内線として敷設された海線は1927年10月27日に鹿児島から八代までが全通、
これと同時に海線を鹿児島本線に編入の上、人吉経由の山線を肥薩線に改称した。
一方、久大本線は大湯鉄道によって部分開業した路線を、
国有化後に延伸して開業した九州を横断する地方交通線である。
大湯鉄道によって1915年10月30日に大分市から小野屋までが部分開業した。
1922年12月1日に大分鉄道は国有化され、大湯線となった。
国有化を機に大分市は大分に統合されて廃止された。
1923年9月29日に湯平まで延伸、同年7月29日に北油布まで延伸、
1926年11月26日には野矢まで延伸、1928年10月28日に豊後中村まで延伸、
1929年12月15日に豊後森まで延伸、1932年9月16日に北山田まで延伸、
1933年9月29日に天ケ瀬まで延伸された。
久留米側からは久大線として1828年12月24日に久留米から筑後吉井までが部分開業、
1931年7月11日に筑後大石まで延伸、1932年3月12日に夜明けまで延伸、
1934年3月3日に日田まで延伸、同年11月15日に天ケ瀬まで延伸、全通した。
この時同時に大湯線を久大線に編入、1937年6月27日に久大本線に路線名を変更した。
現在地には1918年に木山口信号場が設置され、
1921年8月5日に駅年昇格し、基山の駅名で開業した。
国有鉄道として1939年4月28日に甘木線が開業したが、
1981年9月18日に第1次特定地方交通線として廃止承認、
国鉄分割民営化前の1986年4月1日に甘木鉄道に転換された。
画像 dd20183
撮影時刻 2014/05/23 11:42:22
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