141.JR中央本線武蔵境駅




JR武蔵境駅は相対式2面2線の高架ホームを有する、
中央本線(中央快速線)の駅である。
1番線が上り東京方面、2番線が下り高尾方面が使用する。
また、西武多摩川線も乗り入れ、島式1面2線の高架ホームを有する。
かつては改札口を共有していたため、JRからの連番で、
3番線、4番線に付番、起点駅として通常は3番線を使用する。
西武多摩川線は他の西武鉄道とは接続していない独立路線で、
府中市の是政までを結ぶワンマン運転の単線路線である。
中央本線はその設立の経緯から東京から松本までは中央東線、
名古屋から塩尻までは中央西線と呼ばれる。
中央東線は東京から甲府までの路線を設立する目的で、
1886年に設立された甲武鉄道が一部を敷設した路線で、
1889年4月11日に新宿から立川までの区間が開業した。
この時に同時に「境」の駅名で開業した。
甲武鉄道は同年8月11日には立川から八王子までの延伸、
1894年10月9日には新宿から牛込(現・廃止)まで延伸、
1895年4月3日には牛込から飯田町(現・廃止)まで延伸し、
1904年12月31日には飯田町から御茶ノ水までの延伸を果たした。
甲武鉄道は1906年10月1日に国有化された。
西武鉄道多摩川線は多摩川の川原で採取された砂利を運搬する目的で、
1910年に多摩川鉄道が設立され、
1917年10月22日に境(現・武蔵境)から北多磨(現・白糸台)まで部分開業、
1919年6月1日に常久(現・競艇場前)まで延伸、
1922年6月20日に是政まで延伸して全通した。
多摩鉄道は1927年8月30日に西武鉄道に合併され、
西武鉄道多摩川線となった。
この西武鉄道は現在の西武鉄道の西武新宿線の元となった川越鉄道の系列のもので、
西武新宿線の元となった多摩湖線に端を発する武蔵野鉄道と食糧増産が、
戦時下の陸上交通事業調整法によって合併して誕生したのが西武農業鉄道であり、
社名変更して現在の西武鉄道となった。
開業時の駅名の「境」は出雲松江藩の屋敷奉行の境本氏が、
御用屋敷のあったこの場所を幕府より貰い受け、
境新田開発に努めたことにより、
「境」の地名がこの地に付けられたのが由来である。
1919年7月1日に駅名重複を避けるために「武蔵境」に改名された。
地上ホーム時代は改札を共有していたが、
2004年からの高架化工事に併せて改札を分離、
2006年12月8日に西武多摩川線が高架化、
中央快速線下り線は2007年6月30日に高架化、
上り線は2009年12月5日に高架化さた。


画像 dd23210
撮影日時 2017/05/03 8:30:31

JR武蔵境駅北口。


画像 dd23212
撮影日時 2017/05/03 8:35:13
改装前のJR武蔵境駅南口。


画像 de7918
撮影時刻 2003/06/07 11:08:44
改装前のJR武蔵境駅北口。


画像 de7919
撮影時刻 2003/06/07 11:12:55




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