1464.JR紀勢本線藤並駅
JR藤並駅は相対式2面2線の地上ホームを有する紀勢本線の駅である。
紀勢本線のうちJR西日本管区はきのくに線の愛称が付けられて、
橋上駅舎化されていて、1番線は和歌山方面、2番線は新宮方面が使用する。
紀勢本線は亀山から和歌山市に至る384.2kmの長距離路線で紀伊半島の外周を半周する。
亀山から多気までは関西鉄道及び参宮鉄道が敷設した区間を参宮線としたのち、
参宮線を多気から鳥羽までに変更して紀伊本線に編入した。
新宮から串本の区間は新宮鉄道によって敷設され、国有化後に紀勢中線となり、
紀和から和歌山市までの区間は紀和鉄道が敷設し、国有化後に和歌山線の一部となった。
その他の区間は多気から紀勢東線として、紀和から紀勢西線として国有化後に敷設、
全通した1959年7月15日に全区間を統合して紀勢本線とした。
藤並に駅が出来たのは1926年8月8日で、
紀伊宮原から延伸時した時に終着駅として同時に開業した。
紀勢西線が開業する前から有田鉄道が湯浅から藤並付近を走っていて、
藤並駅開業時に有田鉄道も駅を敷設している。
しかし戦時中に不要不急線として湯浅から藤並までが休止になり、のちに廃止された。
有田鉄道はこの地の名産品である有田みかんを輸送するために、
金屋口駅から湯浅港まで輸送するために敷設された私鉄で1913年2月に設立された。
1915年5月28日に海岸から下津野、1916年7月1日に下津野から金屋口まで延伸した。
しかし貨物輸送がトラックに移行し、1984年2月1日に廃止された。
余談だが終着駅の金屋口駅は有田川町が再整備、有田川町鉄道公園となっている。
有田鉄道の駅は1番線の旧駅舎の横に設置されていた。
画像 dd21113
撮影時刻 2014/12/23 09:27:50
JR藤並駅西口。 画像 dd21115 撮影時刻 2014/12/23 09:33:28 |
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