152.JR大阪環状線大正駅




大阪環状線は北は大阪、南は天王寺、西は西九条、東は京橋を通る全長21.7kmの環状線であり、
東京の山手線と同様、大阪の中心を走る路線で、19駅がある。
その設立は東半分の大阪−天王寺間と西半分の大阪−桜島(現・ゆめ咲線)と関西本線貨物支線に分かれている。
1988年4月5日に西成鉄道により大阪−安治川口(現・ゆめ咲線)が開業したのがその初めで、
1906年12月1日に国有化された。
一方、1889年5月14日には大阪鉄道により柏原(現・関西本線)−天王寺−湊町(現・JR難波)間が開業し、
1895年には梅田(現・大阪)まで延伸し、1900年6月6日に関西鉄道と大阪鉄道が合併し、
1907年10月1日には関西鉄道も国有化された。
1909年10月12日には天王寺−大阪間の名称が城東線とされ、
1943年10月1日に西成線、城東線が直通運転されるようになった。
1961年4月25日には城東線、西成線大阪−西九条間、関西本線天王寺−境川信号場などを合わせ、大阪環状線となった。
しかしこの当時は西九条で旧西成線と関西本線の線路が繋がっていなかったため、環状運転はされなかった。
環状運転が開始されたのは西九条駅の高架化が完成した1964年3月22日である。
大正駅は元近鉄バファローズのフランチャイズであった大阪ドームの最寄り駅であり、
大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線とも接続している。
天王寺−西九条間は1928年には貨物線の線路が敷設されていたものの、
旅客開業したのは1961年4月25日の大阪環状線誕生からである。
それまでは大阪エリアを縦横無尽に走っていた大阪市電や市営バスが主な交通手段であった。
阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線大正駅が開業したのは1997年8月29日になってからである。


画像 de1583
撮影時刻 2001/09/08 16:57:12

近鉄バッファローズのフランチャイズであった大阪ドーム。
遠くから見るとまるで不時着したUFOみたいである。


画像 de1580
撮影時刻 2001/09/08 16:46:13


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