1533.近畿日本鉄道富田駅



近畿日本鉄道富田駅は単式1面1線と島式1面2線の地上ホームを有する、
名古屋線の駅であり、また三岐鉄道も接続する。
駅舎と接する単式ホームの1番線は近鉄名古屋線下りが使用、
島式ホームの2番線は近鉄名古屋線上り、
3番線は三岐鉄道線が使用、単式ホームと島式ホームは地下道で結ばれている。
三岐鉄道はかつては国鉄(現・JR東海)富田駅に接続していたため、
一度近鉄名古屋線をオーパーパスした後、
再びオーバーパスして名古屋方面から近鉄富田駅に接続する線形になっている。
伊勢電気鉄道が1929年1月30日に四日市から桑名まで延伸した時、
途中駅として開業、開業当時は“西富田”の駅名で開業した。
伊勢電気鉄道は1936年9月15日に参宮急行鉄道に合併、
参宮急行鉄道は1941年3月15日に大阪電気鉄道に合併、
同時に社名が関西急行鉄道に改称された。
戦時中の1944年6月1日に関西急行鉄道は南海鉄道と合併、
この時社名を近畿日本鉄道に変更している。
戦後に南海鉄道の所有路線は、
1925年に設立された高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名変更し、
1947年6月1日に旧・南海鉄道の路線を引き継いだ。
1965年7月1日に三岐鉄道三岐線が三岐朝明と富田都の間に、
富田西口を新設、この駅は近鉄西富田と同一扱いとされた。
近鉄西富田は1970年3月1日に駅名を「近鉄富田」に変更、
同年6月25日には三岐鉄道が三岐線三岐朝明から分岐して、
近鉄富田までの連絡線を設置した。
1985年3月14日に三岐鉄道富田西口が廃止、
国鉄富田駅に乗り入れていた全旅客列車が近鉄富田乗り入れに変更された。


画像 dd21573
撮影時刻 2015/06/07 08:27:02

近畿日本鉄道富田駅西口。


画像 dd21574
撮影時刻 2015/06/07 08:28:57




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