1537.三岐鉄道阿下喜駅



三岐鉄道阿下喜駅は島式1面2線の地上ホームを有する北勢線の駅である。
開業当時は単式1面1線だったが、のちに2線に変更された。
北勢線は1912年に設立された北勢鉄道によって敷設された路線で、
軌間762mmのナローゲージの旅客営業鉄道である。
1914年4月5日に大山田(現・西桑名)から楚原までが開業、
翌年1915年8月5日に大山田から桑名町(後の桑名京橋)まで延伸したが、
1961年11月1日に国道1号線との交差による渋滞対策のため廃止されている。
北勢線は1916年8月6日に楚原から阿下喜東(後の六石)まで延伸、
1931年7月8日に六石から阿下喜まで延伸、全通した。
北勢鉄道は1934年6月27日北勢電気鉄道に社名変更、
戦時中の1944年2月11日に三重県内の鉄道各社と合併、三重交通となる。
1964年2月1日に三重交通の全額出資により三重電気鉄道が発足、
北勢線を事業譲渡の上、1965年4月1日に近畿日本鉄道と合併したが、
近鉄の経営改善のために2000年に廃線が表明された。
それを受けて第三セクターの三岐鉄道が発足、
地元自治体から鉄道用地取得費用や運営資金などの負担を受け、
近鉄側も鉄道用地は優勝で地元自治体に譲渡したが、
鉄道施設などについては無償で三岐鉄道に譲渡した。
駅の南側には軽便鉄道博物館が設置されている。


画像 dd21643
撮影時刻 2015/06/07 15:06:45

阿下喜駅全景。


画像 dd21641
撮影時刻 2015/06/07 15:00:33




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