1543.近江鉄道多賀大社前駅
近江鉄道多賀大社前駅は櫛形3面2線の地上ホームを有する多賀線の駅である。
多賀線は本線高宮から分岐する支線で、多賀大社への最寄り駅である。
そのため駅前の横には 多賀大社へ続く参道の鳥居が設置されている。
近江鉄道は1889年に東海道本線が開業した時、
東海道本線や草津線のルートから外れた近江盆地の穀倉地帯を縦断する鉄道が計画され、
東海道本線彦根から関西鉄道(現・JR草津線)深川(現・甲南)までが免許されて、
1896年6月16日に設立された。
1898年6月11日に彦根から愛知川までの区間が開業、
1900年12月28日には当初の計画を変更し、貴生川まで延伸された。
1914年3月8日には多賀線が開業、この時終着駅として開業した。
1931年3月15日には米原から彦根までが開業して本線が全通した。
電化のため1926年10月1日に宇治川電気の系列となるが、
戦時中の電力統制政策で宇田川電気から分離し、箱根土地の系列下となった。
1944年3月1日には八日市鉄道を傘下とするが、一部は後に廃止された。
現在でも西武鉄道が74.5%、西武建設が20.5%の株式を所有する西武鉄道系列である。
駅名はその名の通り、多賀大社の最寄り駅であることからつけられた。
多賀大社は伊邪那岐命と伊邪那美命の二柱を主祭神とする旧官幣大社で、
「古事記」には既に「故其伊耶那岐大神者坐淡海之多賀也」と記述があり、
古事記以前に創建されたとする説がある。
画像 dd21712
撮影時刻 2015/06/13 10:05:49
多賀大社へ続く参道の鳥居。 画像 dd21707 撮影時刻 2015/06/13 09:47:51 |
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