1571.天竜浜名湖鉄道岩水寺駅



天竜浜名湖鉄道岩水寺駅は単式1面1線の地上ホームを有する、
天竜浜名湖線の駅であり、国の登録有形文化財として登録されている。
天竜浜名湖鉄道ははもともと国鉄二俣線だった区間で、
そのため線路が繋がっており、
甲種輸送や検測車の入線などに使われる。
天竜浜名湖鉄道は国鉄の特定地方交通線二俣線を引継ぎ、
天竜浜名湖線を運営する第三セクターである。
1986年8月18日に設立し、
1987年3月15日より天竜浜名湖線を開業した。
二俣線はもともと掛川から遠江二俣、三河大野を経て、
大井(現・恵那)に至る鉄道として、
遠美線として計画されたが、
軍事上の要請から東海道本線のバイパス線として、
遠江二俣と新所原を追加して建設された。
二俣線は1935年4月17日に掛川から遠江森までの区間が部分開業、
1936年12月1日には二俣西線として新所原から三ヶ日までの区間が開業、
この時に掛川から遠江森までの区間が二俣東線に改称、
二俣西線は1938年4月1日に金指まで延伸、
1940年6月1日に遠江森から金指の区間が開業し
掛川から新所原までの区間が全通し、
これに合わせて二俣東線が新規開業区間及び二俣西線を編入し、
二俣線に改称、この時に宮口も同時に開業した。
1984年6月22日に第2次特定地方交通線として廃止が決定、
これを受けて国鉄分割民営化の直前、
1987年3月15日に国鉄二俣線が廃止、
同時に天竜浜名湖鉄道に転換されて天竜浜名湖線となった。
駅名の由来となった岩水寺は駅から北に徒歩約10分の位置にあり、
高野山真言宗別格本山の寺院で山号は龍宮山、
総本尊は嵯峨天皇病気平癒の薬師如来と、
本尊の厄除子安地蔵菩薩安産祈願、子授け祈願で知られる。


画像 dd21991
撮影時刻 2015/09/21 09:49:44



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