1576.新京成電鉄二和向台駅



新京成電鉄二和向台駅は相対式2面2線の地上ホームを有する新京成線の駅である。
1番線は下り、2番線は上りが使用、
駅舎は2番線側に設置されており、2つのホームは跨線橋で結ばれている。
新京成電鉄はその名の通り京成電鉄の子会社で、
戦時中の鉄道連隊が施設した演習線を転用して施設された。
演習線は千葉から総武線と別ルートで津田沼に至り、
上本郷から江戸川堤防付近まで施設されていた。
転用に当たって一部短絡線などを施設したが大半は演習線の路盤を使用している。
京成電鉄京成津田沼駅への接続線は何度かルート変更され、
現在は新津田沼から単線で接続する。
新京成線は1947年12月27日に新津田沼駅から薬園台までの区間が部分開業、
1948年8月26日に薬園台から滝不動まで延伸、
1949年1月8日に鎌ヶ谷大仏まで延伸、同年10月7日に鎌ヶ谷初富(現・初富)まで延伸、
1953年10月20日に新津田沼から京成津田沼に乗り入れ、
1955年4月21日に初富から松戸まで延伸して全通、
この時に五香も同時に開業した。
京成が直通する京急、都営浅草線、北総線などと、
車両番号の千番台を分け合っているため、
京成津田沼から京成千葉線に直通している新京成電鉄では、
8000番台を使用している。
開業は1949年3月16日で、
駅名は地名の“二和”と開業当時の小字“向台”から来ており、
江戸時代の幕府の馬の放牧地を明治になって開墾、
1869年に作られた下総開墾会社によって、13の開墾地が作られた。
この会社は明治維新により職を失った旧武士階級の救済の目的もあり、
開墾された場所は開墾順に因んだ地名がつけられており、
2番目に開墾されたので“二和”と命名された。
因みに13の集落は順に、
初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実、七栄、八街、九美上、
十倉、十余一、十余二、十余三と名付けられている。


画像 dd22052
撮影時刻 2015/10/24 14:54:09



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