1578.アルピコ交通新島々駅



アルピコ交通新島々駅は島式1面2線の地上ホームを有する上高地線の駅である。
上高地線の終点であり、画像の側から見ると新島々バスターミナルとなっていて、
白骨温泉、乗鞍高原、上高地への玄関口としての役割も担っている。
終着駅なのに島式ホーム構造になっているのは、かつては途中駅だったからである。
アルピコ交通上高地線は松本から上高地を結ぶ路線で、
かつては飛騨高山へ延伸する計画もあった。
安筑軽便鉄道、安曇鉄道が鉄道敷設免許を出願が何れも却下された。
1919年12月5日に筑摩鉄道が松本から龍島までの免許を受け、
島々線の路線名で1921年より工事を着工、
同年10月2日に松本から新村までの区間が開業、
1922年5月3日に波多(現・波田)まで延伸、
同年9月26日に島々まで延伸して全通する。
全通後の1922年10月31日に社名を筑摩電気鉄道に変更、
現在の新島々に駅が出来たのは1924年8月26日で、
開業当時の駅名は「赤松」だった。
1929年には島々から龍島までの未着工区間の免許が失効する。
筑摩電気鉄道は1932年12月2日に松本電気鉄道に社名変更、
路線名を1955年4月1日に「島々線」を「上高地線」に改称、
1966年10月1日に「赤松」から「新島々」に改称された。
1983年9月28日の台風10号の土砂災害で、
新島々から島々までの区間が不通になり、そのまま休止となった。
同区間は1985年1月1日付で正式に廃止された。
2011年4月1日付けでグループ会社を吸収合併、
これに合わせて社名をアルピコ交通に改称した。


画像 dd22092
撮影時刻 2015/11/14 15:59:48



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