1632.京王電鉄東府中駅



京王電鉄東府中駅は島式1面2線を挟む形で、
相対式2面2線がある計3面4線の地上ホームを有する、
京王線の駅であり、また競馬場線が分岐する駅でもある。
画像は南口で、橋上駅舎化されている。
1番線は競馬場線専用で2両辺成分のホーム長しかない。
2番線は競馬場線と京王線下り待避線、
3番線は京王線下り主本線、4番線は京王線上りが使用する。
京王電鉄は1905年12月12日に、
日本電気鉄道の名で発足し、翌年武蔵電気軌道に改称、
1910年4月12日に京王電気軌道と改称した。
1913年4月15日には笹塚から調布までの区間が開業、
1914年11月19日に笹塚から新町(現・廃止)まで延伸、
1915年5月30日に調布から新宿追分(現・廃止)まで延伸、
1916年6月1日に現在の相模原線となる、
調布から多摩川原(現・京王多摩川)まで開業、
同年9月1日に調布から飛田給まで延伸、10月31日に府中まで延伸、
この時、現在地より府中より500m、
武蔵国八幡宮北方に八幡前の駅名で開業する。
1922年に玉南電気鉄道が設立、
1925年3月24日に府中から東八王子(現・京王八王子)の区間が開業させ、
玉南電鉄道は1926年12月1日に京王電気軌道に合併する。
1935年11月12日には現在地に臨時競馬場前駅が出来た。
八幡前は1937年9月1日に東府中に改称、
1940年10月26日に東府中が臨時競馬場前に移転統合し、東府中となる。
井の頭線の礎となったのは1927年7月28日、
渋谷急行電気鉄道の名で設立された帝都電鉄である。
その後、1928年に東京山手電気鉄道の名で設立され、
東京郊外鉄道に改称された会社と合併し、
東京郊外鉄道渋谷線として渋谷−吉祥時間の工事が開始、
1933年1月19日には東京郊外鉄道は帝都電鉄と改称された。
1934年4月1日には全通したが、
1940年5月1日には同資本系列にあった小田原急行鉄道と合併、
この会社が小田急電鉄となる。
1942年5月1日、戦時中の陸上交通調整法により、
小田急電鉄は京浜電気鉄道とともに東京横浜電鉄と合併、
社名を東京急行電鉄と改称した。
1944年5月31日には京王電気軌道も合併した。
戦後、東京急行電鉄から京王帝都電鉄、小田急電鉄、京浜急行電鉄が分離されることとなった。
分離に際して東京急行電鉄系列下であった箱根登山鉄道を小田急が渇望し、
その傘下に入れる代償として井の頭線を分離し、
経営基盤が脆弱であった京王に組み入れることとなった。
そのため、井の頭線の旧経営会社である帝都電鉄の名を復活させ、京王帝都電鉄とした。
1998年7月1日、会社設立50周年を機に京王電鉄に社名変更した。
東府中は1955年4月29日に慶応競馬場線が開業、分岐駅となる。
現在の橋上駅舎が完成したのは2011年4月10日である。


画像 dd22491
撮影時刻 2016/07/17 10:21:35

京王電鉄東府中駅北口。


画像 dd22492
撮影時刻 2016/07/17 10:22:46




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