1723.わたらせ渓谷鐵道間藤駅
わたらせ渓谷鐵道間藤駅は単式1面1線の、
地上ホームを有するわたらせ渓谷線の駅である。
かつては単式ホームの一部を切り欠き、
ここに旅客列車が停車していたが、
現在は間藤から足尾本山まで区間貨物線が廃止されたため、
かつての貨物専用のホームを旅客用に使用している。
わたらせ渓谷線は元国鉄足尾線が分離され第三セクター化された鉄道会社で、
桐生から間藤までの44.1kmを有する。
国鉄足尾線は民間鉄道の足尾鉄道によって敷設されたもので、
1911年4月15日に足尾鉄道下新田連絡所から大間々町(現・大間々)が開業、
桐生から足尾鉄道下新田連絡所までは官設鉄道両毛線に乗り入れていた。
1912年9月5日に神土(現・神戸)まで延伸、
同年11月11日に沢入まで延伸、12月31日に足尾まで延伸した。
足尾鉄道は日本の銅産出量の約4割を占める、
足尾銅山からの輸送のために建設されたが、
1913年10月13日に国が借り入れ、桐生から足尾までを足尾線に改称、
1914年8月25日に足尾本山まで貨物線が延伸、
同年間藤駅が開業、旅客線として開業した。
1918年6月1日には正式に国有化された。
しかし1973年2月23日に足尾銅山は閉山、
それに合わせるように足尾線の輸送量も減り続け、
1984年9月11日に第2次特定地方交通線として廃止が承認、
JR東日本に継承後の1989年3月29日にわたらせ渓谷鉄道に転換された。
国鉄分割民営化後に貨物線は休止、わたらせ渓谷鉄道に転換後の、
1998年6月2日に免許失効により事実上廃線となる。
画像 dd24054
撮影時刻 2018/05/27 13:07:02
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