1776.黒部峡谷鉄道宇奈月駅
黒部峡谷鉄道宇奈月駅は島式1面2線の、
地上ホームを有する黒部峡谷鉄道本線の駅である。
側線が多数あり、電気機関車が留置されている。
富山地方鉄道本線宇奈月温泉から徒歩圏内であり、
また宇奈月温泉街からも近接している。
黒部峡谷鉄道本線は宇奈月から欅平を結ぶ20.1kmの路線で、
電気機関車重連が牽引するトロッコ列車が運行される。
もともと黒部川の電源開発のための物資運搬用であり、
そのため線路幅も軌間762mmの特殊狭軌が採用されている。
1923年から日本電力が資材運搬のために林道などに専用線を敷設、
1926年10月23日に宇奈月から猫又までが開業、
1929年12月26日に小屋平まで延伸、
1931年7月30日に小黒部まで延伸、
1937年6月30日に欅平まで延伸した。
現在旅客営業されているのは欅平までだが、
専用線として1941年に仙人谷まで敷設されたほか、
黒薙から分岐する支線もある。
日本電力は1941年10月1日に日本発送電に路線を譲渡、
戦後の1951年5月1日に日本発送電は関西電力に路線を譲渡した。
関西電力は宇奈月から欅平までの区間の地方鉄道法の免許を取得、
1953年11月16日より黒部鉄道として営業、
1971年7月1日に関西電力全額出資の黒部渓谷鉄道が、
路線を受け継ぎ、宇奈月から欅平のトロッコ列車の運行を開始した。
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撮影日時 2019/09/14 9:18:12
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