1858.JR御殿場線松田駅



JR松田駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する御殿場線の駅である。
ホームの上り方で御殿場線とアンダーパスする、
小田急電鉄小田原線と渡り線が敷設されていて、
小田急ロマンスカーが御殿場線に乗り入れる。
単式ホームの1番線は小田急の特急専用となっている。
島式ホームの2番線は御殿場線上り国府津方面が使用、
3番線は御殿場線下り沼津方面が使用する。
画像は北口で、単式ホームに隣接する。
単式ホームと島式ホームとは跨線橋で結ばれ、
島式ホームの東北山方に下り階段が設置されていて、
ここに南口が設置されている。
南口は道路を挟んで小田急電鉄新松田駅と近接している。
御殿場線は東海道本線の一部として開業した。
日本で最初に鉄道が敷設されたのは新橋から横浜(現・桜木町)の区間で、
1872年10月14日に官設鉄道として開業した。
この官設鉄道は東京と大阪を結ぶ鉄道として計画されたもので、
1874年5月11日には大阪から神戸の区間も開業している。
1887年7月11日には横浜から国府津が開業、
1889年2月1日に国府津から静岡の区間が開業、
この時、国府津から沼津の区間は現在の御殿場線のルートが採用された。
現在の東海道本線のルートは山岳地帯を通過するため、
当時の技術では直通の建設が困難とされ、
国府津から御殿場を経由して沼津に至るルートが採用された。
しかしこのルートも勾配がきつく補助機関車が必要としたことから、
1918年頃から国府津から小田原、熱海を経由するルートを建設、
1920年10月21日に熱海線として国府津から小田原の区間が開業、
1922年12月21日に小田原から真鶴まで延伸、
1924年10月1日に湯河原まで延伸、1925年3月25日に熱海ので延伸、
箱根山を貫く丹那トンネルが1934年12月1日に完成、
熱海から沼津までの区間が開通した。
これに伴い、御殿場経由だった東海道本線は、熱海線ルートに変更、
熱海線が東海道本線に組み入れられ、
国府津から御殿場経由で沼津に至る区間は御殿場線として分離された。


画像 dd26650
撮影日時 2021/10/03 9:51:00

JR松田駅南口駅舎。


画像 dd26676
撮影日時 2021/10/03 11:13:09




REI RINGONO Station
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2023