1879.阪急電鉄洛西口駅
阪急電鉄洛西口駅は相対式2面2線の高架ホームを有する京都本線の駅である。
1番線は上り京都河原町方面、2番線は下り大阪梅田方面が使用する。
阪急電鉄京都本線は新京阪鉄道が敷設した路線である。
京阪電気鉄道が淀川西岸に新線を敷設することを目的に、
1922年6月28日に新京阪鉄道が設立された。
翌年、十三から淡路を経由して千里山の区間を敷設していた、
北大阪電気鉄道を買収して同社が所有していた免許で、
1925年10月15日に淡路から天神橋(現・天神橋筋六丁目)までを敷設、
1928年1月16日には淡路から高槻町(現・高槻市)まで延伸、
同年11月1日には高槻町(現・高槻市)から京都西院(仮駅)までが延伸、
同年11月9日には桂から嵐山の現・嵐山線が開業した。
西京極から地下区間を走行することになり、
新京阪鉄道は1930年9月15日に京阪電気鉄道に合併、
翌年、1931年3月31日に西院から京阪京都(現・大宮)まで延伸した。
京阪電気鉄道は戦時中の1943年10月1日に、
阪神急行電鉄と合併、京阪神急行電鉄となる。
戦後の1949年12月1日に京阪神急行から京阪電気鉄道が再び独立するが、
京阪神急行電鉄新京阪線は阪急に残され、阪急電鉄の京都本線となる。
この地点に最初に駅が出来たのは1946年2月1日で、
“物集女”の駅名で開業した。
戦時中にこの付近の農地に軍需工場が建設され、
その最寄り駅として計画されたが、
開業に漕ぎつけた時は既に終戦を迎えていた。
そのため1948年3月1日には物集女駅は廃止された。
因みに駅名の“物集女”は“もずめ”と読み、
この付近の集落の名に由来する。
戦後の発展で農地が住宅地に転換され、開発に伴って再び駅が必要となり、
2003年3月16日に洛西口が開業した。
開業時は地上ホームだったが、
のちにこの付近の高架化工事が決定しており、
駅舎は簡素なもので上下線を繋ぐ通路もなく、駅舎は独立していた。
2008年より高架化工事が開始され、
2010年9月11日に下り線、12月11日に上り線が高架化された。
2013年10月26日に上りホームが使用開始、
2016年3月5日に下りホームが使用開始された。
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撮影日時 2022/05/04 15:16:57
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