189.JR室蘭本線苫小牧駅




室蘭本線は室蘭から函館本線岩見沢までを結ぶ路線で、東室蘭から函館本線長万部までも室蘭本線である。
苫小牧は日高本線との分岐点にもなっていて、また千歳線の実質的な終着駅にもなっている。
室蘭本線は北海道内陸部で産出される石炭を太平洋岸の港まで運ぶために敷設された北海道炭礦鉄道をはじめとする。
1892年8月1日に北海道炭礦鉄道によって室蘭から岩見沢までが敷設され、
1906年10月1日に国有化された。
一方長万部−東室蘭間は国有化後に長輪線として建設された。
1923年12月10日に長万部から静狩までが開業し、1925年8月20日には輪西から伊達紋別間が開業した。
1928年9月10日には未開通部分の静狩−伊達紋別間が敷設されて長輪線は全通した。
1931年に長万部−岩見沢間を室蘭本線して統合し、東輪西−室蘭間を室蘭本線支線とした。
苫小牧駅は1882年8月1日に北海道炭礦鉄道が室蘭−岩見沢間を敷設した時に開業した。
1913年10月1日には現在の日高本線となる苫小牧軽便鉄道によって苫小牧−佐瑠太(現・富川)間が開業した。
日高本線は苫小牧軽便鉄道によって敷設された苫小牧−佐瑠太(現・富川)間と、
日高拓殖鉄道によって敷設された佐瑠太−静内間と、
国有後に様似まで延伸された区間からなる。
日高拓殖鉄道は1924年9月6日に佐瑠太−厚賀間が敷設され、1926年12月27日に静内まで延伸した。
1927年8月1日には苫小牧軽便鉄道と日高拓殖鉄道が買収され国有化され、日高線となった。
1933年12月15日には日高三石まで延伸し、1935年10月24日には浦河まで、
そして1937年8月10日には様似まで延伸し、現在開通している全区間が開業した。
1943年11月1日には日高線から日高本線が格上げになった。
日高本線は現在は様似までで襟裳岬方面の接続路線となっているが、
計画では襟裳岬から広尾を経て帯広まで結ぶ路線とされ、
帯広から広尾間は広尾線として開業していたがこの計画は凍結され、
広尾線は1987年に廃止された。
苫小牧は各地とを結ぶフェリーの発着場がある苫小牧港の最寄り駅となっており、
また「ウトナイ湖に野鳥が集まる駅」でもあるそうだ。


画像 de3436
撮影時刻 2002/03/10 13:09:46

JR苫小牧駅北口の長崎屋。
駅とは直通通路が設置されている。


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撮影時刻 2002/03/10 13:10:09
JR苫小牧駅南口。
丸井今井やESTAなどの
複合商業施設が隣接されている。
またロータリー向かいにある
ダイエーまで直通路が設置されている。


画像 de3438
撮影時刻 2002/03/10 13:14:10


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