1962.JR東海道本線尾張一宮駅



JR尾張一宮駅は島式2面4線の高架ホームを有する東海道本線の駅である。
1番線は上り副本線、2番線は上り主本線、
3番線は下り主本線、4番線は下り副本線となっている。
画像は東口で、隣接する駅ビル「i-ビル」が駅の入口となっている。
また、西口には名鉄百貨店が駅ビルとなっていて、
名古屋鉄道名古屋本線の名鉄一ノ宮がほぼ平行して存在しており、
別の駅の扱いだが、実質的には総合駅として機能している。
東海道本線は東京から神戸までを結ぶ589.5kmの鉄道路線である。
日本で初めて鉄道が敷設されたのは、
新橋(後の汐留貨物、現・廃止)から横浜(現・桜木町)で、
1872年6月12日に品川から横浜が仮開業し1日2往復していたが、
敷設区間全区間で営業が開始されたのは同年10月14日である。
1874年5月11日には大阪から神戸までの区間が開業、
1876年7月26日には大阪から向日町まで延伸、
同年9月5日には向日町から大宮通仮停車場(原・廃止)まで延伸、
1877年2月6日には大宮通仮停車場から京都まで延伸、
同時に大宮通仮停車場は廃止された。
1879年8月18日には京都から大谷(現・廃止)まで延伸、
1880年7月15日には大谷から大津まで延伸した。
大津から琵琶湖上を船舶で繋ぐ太湖汽船が就航したのは1882年5月1日で、
1883年5月1日には対岸の長浜(現・近江八幡)から関ヶ原までの区間が開業している。
1884年5月25日には関ヶ原から大垣まで延伸した。
資材運搬のため1886年3月1日に武豊から熱田の区間が開業した。
この区間は現在、武豊から大府までが武豊線、
大府から熱田までが東海道本線となっている。
同年4月1日には熱田から清洲(現・枇杷島)までが延伸、
同年5月1日には清洲から一ノ宮(現・尾張一宮)まで延伸、
同年6月1日には一ノ宮から木曽川まで延伸した。
一方、神戸から大垣まで敷設された路線は、
1887年1月21日に大垣から加納(現・岐阜)まで延伸、
同年4月25日には加納から木曽川までが繋がり、
武豊から大府を経由して神戸までの区間が、
琵琶湖上の太湖汽船を経由する形では繋がった。
最初の鉄道敷設区間だった新橋から横浜までの区間も、
同年7月11日に横浜から国府津まで延伸した。
1888年9月1日にはと武豊から大府を経由して木曽川ので敷設された区間の、
大府から浜松までの区間が開業した。
1889年2月1日は新橋から国府津まで開業していた区間に、
国府津から静岡までの区間が現在の御殿場線のルートで延伸開業、
同年4月16日には静岡から浜松の区間が延伸して繋がり、
新橋から神戸までの区間が琵琶湖上の太湖汽船経由で繋がった。
1889年7月1日には大津から大谷(現・廃止)の途中にあった、
馬場(現・膳所)から長浜(現・近江八幡)の区間が開業し、
大津から長浜(現・近江八幡)の太湖汽船を経由せず、
新橋から神戸までが鉄路で繋がり、東海道本線は全通した。
尾張一宮に駅が出来たのは1886年3月1日5月1日で、
清洲(現・枇杷島)から延伸した時に終着駅として開業した。
同年6月1日には木曽川まで延伸して途中駅となる。
開業時の駅名は「一ノ宮」だったが、
1916年1月1日に「尾張一ノ宮」に改称、
戦後の1952年11月15日に「尾張一宮」に改称された。
1988年10月30日に上り線が高架化、
1990年11月18日には下り線も高架化された。
駅ビル「i-ビル」が開業したのは2012年11月1日である。


画像 dd28788
撮影日時 2023/08/21 12:59:59

駅ビルである「i-ビル」全景。


画像 dd28787
撮影日時 2023/08/21 12:54:11
名鉄一宮駅である西口。


画像 dd28790
撮影日時 2023/08/21 13:04:54




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