208.JR東北本線小牛田駅




JR小牛田駅は東北本線の東北本線のターミナルとなる駅で、
東北新幹線が古川を通ったために忘れられた駅になってしまったが、それでも在来線ではこのエリアでは中核になる駅である。
東北本線のほか、新庄から小牛田まで陸羽東線と小牛田から牝鹿半島の女川までの石巻線の起点駅ともなっている。
陸羽東線は「奥の細道湯けむりライン」という愛称で呼ばれ、オリジナルのカラーリングを施されたキハ110系が走っている。
ホームは島式2面4線で、駅の改札口は西側にしかなかったが、2006年3月29日に東西自由通路が設置された。
1890年4月16日に日本鉄道が路線を岩切から一ノ関まで延伸した時に同時に開業した。
開業当時のルートは岩切から現在の利府支線のルートを至り、旧松島駅から品井沼に至る山線ルートが採用されていたが、
戦時中の1944年11月15日に塩竃線として開業していた岩切−陸前山王間を東北本線に編入し、
陸前山王から品井沼までに新線を建設して東北海岸線、通称海線として開業した。
山線は利府までの間を残して廃止され、岩切−利府間が利府支線となった。
ホームの東側には小牛田運輸区が隣接しており、また多くの留置線や車庫が設置されていて、気動車が留置されている。
駅にある駅名の由来には以下のように書かれている。

   小牛田駅の由来

  かつてこの地は小牛田郡に属し「小さな小田」という意味の
 「小小田(こおだ)」と呼ばれていました。
 藩政時代になって隣村・牛飼村の頭文字を入れて小牛田と
 読ませるようになったのではないかといわれています。
  また小塩村(現在の田尻町小塩)と牛飼村の間が開発され、
 そこにできた新しい村に双方の頭文字を採用し、
 江合川を挟んだ北側を北小牛田、南側を南小牛田と呼んだという説もあります。
  慶長六年(一六〇一)に書かれた伊達政宗の黒印状に「こご田」という
 地名が表記されていることから、
 室町時代末期、この地方一帯を支配していた大崎氏の時代には、
 すでに地名として成立していたものと推測されています。

  この地名の由来を受けて、明治二十三年(一八九〇)四月十六日、
 東北本線が当地に開通した時、小牛田駅が開業しました。


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撮影時刻 2002/06/08 09:11:22

JR小牛田駅全景。
車両基地も兼ねているため、
照明灯が備わっている。


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撮影時刻 2002/06/08 09:10:38
JR小牛田駅測線。
キハ110系やキハ40等が見える。


画像 de4635
撮影時刻 2002/06/08 09:16:22




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