210.JR東北本線福島駅




JR福島駅は単式1面1線と島式2面4線に切欠きホームを加えた、
3面6線構造の地上ホームを有する東北本線の駅である。
また福島を起点とする奥羽本線の駅でもある。
単式ホームは1番線に付番、隣の島式ホームは2番線、3番線に付番、
外側の島式ホームは4番線、5番線に付番されている。
5番線の一部を切り欠いて6番線が設置されている。
1番線から4番線は狭軌の東北本線が使用、
5番線と切欠きホームの6番線は奥羽本線が標準軌で敷設されている。
また東北新幹線も接続していて、島式2面4線の高架ホームを有している。
11番線は予備ホームとして回送列車の発着などに使用、
12番線は東北新幹線上りが使用する。
13番線は東北新幹線下りが使用、
14番線は山形新幹線に直通する列車が使用する。
14番線から下り方面に奥羽本線への渡り線があり、山形新幹線が使用する。
東北本線は明治時代に日本鉄道が施設した長距離路線で、
1883年7月28日に上野から熊谷までの区間が開業した。
つまり上野から大宮までの区間は高崎線と東北本線が共有しているが、
そもそもこの区間は高崎線の路線として開業した区間なのである。
その後1885年7月16日には大宮から宇都宮までが開業したが、
まだ利根川橋梁が完成していなかったため、この区間は船を利用していた。
約1年後の1886年6月17日に利根川橋梁が完成し、宇都宮まで直通した。
翌年1887年12月15日には郡山から仙台まで延伸、この時同時に福島も開業した。
その後もどんどん北に延伸していき、1891年9月1日には青森まで開通し、全通した。
1906年11月1日には鉄道国有法によって国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定により東北本線となった。
東京から上までが完成したのは1925年11月1日になってからである。
東北本線の始発駅は長い間上野駅であり、
現在も東京から上野の区間は東北本線ということになっているが、
実際は京浜東北線や山手線の一部であって、
上野東京ラインが開通するまでは東北本線、高崎線のほとんどが上野駅を始発としていた。
現在の奥羽本線の一部である奥羽南線が1899年5月15日に米沢まで部分開業している。
画像は西口で、東口からは飯坂温泉までを繋ぐ福島交通と、槻木まで繋ぐ阿武隈急行の乗り場がある。
福島交通と阿武隈急行はひとつの島式ホームを使い、改札口は共通で、JRからの乗り換えることが出来る。


画像 dd26145
撮影日時 2020/09/21 7:13:10

JR福島駅東口。


画像 dd26146
撮影日時 2020/09/21 7:21:28
阿武隈急行線と福島交通のホーム。
ホームはJR福島駅の
1番線の延長上にある。


画像 de4662
撮影時刻 2002/06/08 11:22:15
阿武隈急行と福島交通ののりば。
両線はホームを共通している関係で、
入口も改札も共通である。
JR福島駅東口にある。


画像 de4670
撮影時刻 2002/06/08 11:32:29




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