245.JR横須賀線鎌倉駅



鎌倉駅はJR横須賀線の駅であり、また江ノ電の終点でもある。
画像は東口で、こちら側に鶴岡八幡宮に通じる小町通りがある。
1889年6月16日官設鉄道が大船から横須賀まで敷設されたのと同時に開業する。
この官設鉄道は軍港であった横須賀にアクセスする鉄道として1895年4月1日には東海道本線の一部とされるが、
1909年10月12日の線路名称制定により、大船−横須賀間が横須賀線となり、
鎌倉駅も横須賀駅所属の駅となる。
1910年11月14日には江之島電氣鉄道が鎌倉警察署のあたりに軌道線の終着駅小町駅を開業させ、
この駅が1949年3月1日に現在位置に移転して江ノ島電気鉄道鎌倉駅となった。
現在の駅舎は1984年10月に改築されたもので、3代目にあたる。
形式上共同使用駅とされ、JR横須賀線は1番線2番線、江ノ電は3番線4番線5番線となる。
西口に近いロータリー脇には時計台が設置されており、以下のような解説が書かれている。

    時計塔の由来

  大正五年に立った洋風の鎌倉駅はたいへんハイカラで鎌倉らしい建物だった。
 昭和のはじめにトンガリ帽子に時計がつき、いかにもおとぎ話風のまなざしで、
 いつも鎌倉の町を眺めていた。
  駅の改築がきまったとき、永く馴れ親しんできた市民は駅舎の取りこわされるのを惜しみ、
 せめて時計台だけでも残したいという声がおき、
 青年会議所の街頭募金などもあって、大きな市民運動となった。
 このなつかしい時計台はこうして市民の熱い愛郷精神によって時計塔として残ったのである。

             昭和五十八年三月 鎌倉市長 小島寅雄


画像 dd01389
撮影時刻 2004/02/21 09:33:04

鎌倉駅西口。
JRと江ノ電の駅舎が隣接している。


画像 dd01387
撮影時刻 2004/02/21 09:49:21




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