270.JR成田線成田空港駅




それまで京成の現東成田が鉄道として最寄り駅だった成田空港だが、1988年5月に運輸大臣石原慎太郎氏(当時)の鶴の一声によって、
「新東京国際空港アクセス関連高速鉄道調査委員会」が1982年5月に出した検討結果の3案のうち、
JR成田から分岐して路盤完成路線までを結ぶ案が採用され、成田空港高速鉄道が設立され、
JRに加えて京成も第2種鉄道事業者として合流し、
JRは成田線分岐点から成田空港間、京成が駒井野分岐点から成田空港間が成田空港高速鉄道によって施設され、
成田駅から成田分岐点までJRが建設し1991年3月に開業し、「成田エクスプレス」が新設された。
また快速「エアポート成田」が総武快速線に新設されたが本数が少なく、京成に比べて不便さは否めない。
「新東京国際空港アクセス関連高速鉄道調査委員会」の残りの2つの案は、
東京地下駅から京葉貨物線で西船橋まで行き、西船橋から新京成新鎌ヶ谷まで新設、北総線経由で印旛日本医大まで行き、
そこから成田新幹線路盤まで新設する案で、東京地下駅−西船橋間は現在京葉線として開業している。
もうひとつは東京駅から浅草線までのルートを新設し、京成経由で北総線印旛日本医大まで行くルートで、
この2つの案は京成、北総・公団線既存ルートを通るために標準軌で建設される予定だった。
JR成田線からの分岐案は既存ルートを大幅に利用するために時間は掛かるが建設費が抑えられるために採用された。
不採用の案も成田高速鉄道アクセスによって今後実現に向けて検討されている。


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撮影時刻 2003/03/01 12:20:10

成田空港駅「成田エクスプレス」特急券売り場。
JRと京成の集客合戦が繰り広げられている。


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撮影時刻 2003/03/01 12:20:52


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