284.JR外房線安房鴨川駅




安房鴨川は内房線と外房線の接続する駅であり、外房特急の「わかしお」は当駅までとなる。
安房鴨川は位置的には太平洋側に面していて、ここで外房線と内房線を分けるのは地理的には不自然であるが、
もともと外房線は馬車鉄道である房総馬車鉄道が施設、のちに電化して安房鴨川まで延伸していった。
一方内房線は北条線として最初から国が施設していった。
内房線は東京湾に面していて船が交通手段の中心であったため、なかなか鉄道が発達しなかった。
そのため房総馬車鉄道(後に房総鉄道と改名)や総武鉄道が国有化された後に施設が始まった。
民間鉄道として発足した外房線の安房鴨川まで、国有鉄道が路線を延ばして接続した形を取ったため、
この駅が外房線と内房線の境の駅となったのである。
以前は房総半島を一周する「なぎさ」「みさき」などの急行もあったが、
現在では原則的に内房線特急「さざなみ」は館山まで、外房線特急「わかしお」は安房鴨川止まりで特急同士の接続はない。


画像 de7230
撮影時刻 2003/04/19 11:06:55



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