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288．銚子電気鉄道君ヶ浜駅

何故か凱旋門を連想させる白亜のアーチが設置されている君ヶ浜駅は､１９３１年（昭和６年）６月２１日に開業した。
犬吠埼の北側に位置する君ヶ浜の最寄り駅のためにこの駅名が付けられた。
その美しさは“関東舞子”とも称されるほどで､駅から300mの位置にあり遊歩道の散策コースもあり､しおさい公園が整備されている。
この付近は霧が発生することが多く､この海岸も古くは“霧が浜”と呼ばれていたのが転じて“君ヶ浜”となったと云われている。
駅の外にプレハブの待合室があるが､待合室にも白亜のアーチにも駅名表示板はない。
潮風に晒されて白亜のアーチも損傷が酷く､細かな装飾が剥がれ落ちたものが階段などに散らばっているのが物悲しい。

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撮影時刻 2003/04/29 09:22:39