291.銚子電気鉄道仲ノ町駅




銚子電鉄は銚子から外川間が営業区間だが、実際の銚子電鉄の線路は銚子と仲ノ町の中間から外川までとなる。
銚子駅はJRの管理区域を賃借していて、かつての旧新生貨物線分岐の先からが銚子電鉄の管理区間となる。
また銚子から仲ノ町は自動閉塞になっているが、仲ノ町から外川間はスタフ閉塞になっていて、ここで上下線のスタフを交換する。
またこの駅は事実上の本社事務所隣っており、留置線や車庫があり、保線区、電気区もここに設置されている。
この駅も1912年(明治45年)に銚子遊覧鉄道が軽便鉄道として銚子−犬吠間に施設した時に既に設置された駅であり、
1923年(大正12年)7月5日に銚子鉄道がこの路線を再開させた時に同時に開業した駅である。
また駅の南側にはヤマサ醤油の工場が広がっており、
かつて貨物輸送が流通の中心だった頃はドイツのアルゲマイネ社製の凸型電気機関車“デキ3”が銚子まで出来上がった醤油を牽引していた。
“デキ3”は1922年(大正11年)に製造され、宇部地方の炭坑で使用されたものを1941年(昭和16年)2月に銚子電鉄に入線した。
現在は現役を引退したが、仲ノ町駅車庫に留置されており、イベントなどに使用されている。


画像 de7358
撮影時刻 2003/04/29 10:37:18



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