333.京成電鉄実籾駅




京成電鉄実籾駅は相対式2面2線の地上ホームを有する京成本線の駅である。
1番線は上り京成上野方面、2番線は下り京成成田方面が使用する。
画像は南口で、1996年3月6日に橋上駅舎化されている。
京成電鉄は東京と成田山新勝寺を結ぶ参詣鉄道として、
1909年6月30日に京成電気軌道の社名で設立された。
開業当時の起点は押上で1912年11月3日に押上から曲金(現・京成高砂)が開業、
その後成田方面に延伸していき、1916年12月28日に船橋まで延伸されたところで、
ここから先に千葉方面に路線が建設されることとなり、
1921年7月17日には千葉まで延伸され、千葉線が全通した。
成田方面は1926年12月9日に津田沼から分岐して延伸工事が進められ、
1930年4月25日に成田まで延伸された。
押上から浅草への乗り入れを画策していた京成電気軌道だが東武鉄道と競合し、
免許出願の際に政界に賄賂を渡していたことが発覚、
当時の社長や専務が逮捕されることとなった。
京成電車疑獄事件によって浅草延伸は断念、
すでに日暮里から筑波に免許を有していた筑波高速度電気鉄道を合併し、
1931年12月19日に青戸から日暮里までが延伸、
1933年12月10日に上野公園(現・京成上野)まで延伸された。
戦時中の1945年2月20日に軌道法から地方鉄道法に基づく鉄道に変更、
それに合わせて同年6月25日に社名を京成電鉄に変更した。
実籾駅が出来たのは1926年12月9日で、
駅所在地の千葉県習志野市実籾一丁目から名付けられた。
地名の実籾に付いては習志野市のホームページによると、
「御籾とも書き、五穀の実や籾のことです。
この地域の田畑は籾がよく実って欲しいという願いをこめてつけたという説と、
三山(御山)と同じく、二宮神社との関係から名付けられたという説があります。」とある。


画像 dd26269
撮影日時 2020/10/21 8:15:14

京成電鉄実籾駅北口。


画像 dd26272
撮影日時 2020/10/21 8:24:32
駅前整備前の京成実籾駅南口。
駅前には細い道しかなかった。


画像 de8084
撮影時刻 2003/06/14 06:35:45




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